『ソードアート・オンライン』EDで切なさに秘められた希望歌う 「春奈るな」インタビュー
川原礫原作のアニメ『ソードアート・オンライン』フェアリィ・ダンス編にて、エンディングテーマ「Overfly」を歌う春奈るな。「Overfly」のシングルが、本日2012年11月28日(水)リリースされた。
オタラボでは、「Overfly」を歌う春奈るなさんに、今回の楽曲についてや、彼女が歌で伝えたいこと、アーティストになりたい方へのメッセージなどをお聞きした。
――まずは、今回リリースされたシングル「Overfly」について、聞き所を教えてください。
春奈るな(以下、春奈):全体的に切ない歌詞が多いのですが、その中に秘められた希望を感じていただきたいです。
悲しい感情や、辛い感情から逃げてしまう人が多いとおもうのですが、やっぱりその感情は、ひとつひとつ大事なもので、そういった切ない感情があるからこそ、幸せだって感じられるし、楽しいことももっと楽しいと感じられると思っています。
感情に無駄なものは何一つとしてないということを、歌を通して感じていただけたら嬉しいなと思っています。
――表題作がTVアニメ『ソードアート・オンライン』フェアリィ・ダンス編 エンディングテーマとなっておりますが、初めて聞いた時の感想を教えて下さい。
春奈:最初に聞いたときは、"空"というものを感じました。
前回のファーストシングル(TVアニメ『Fate/Zero』2ndシーズン・エンディングテーマ「空は高く風は歌う」)でも、"空"がコンセプトになっているのですが、そちらの"空"は、暗く重いイメージがあったんですが、今回の"空"はすごくクリアな空がイメージできました。
曲調だったり、歌詞だったり、メロディだったりで、こんなに表現の仕方が変わるものなんだなと思い、とてもびっくりしました。
――表題作について、期間限定通常盤ジャケットでも、アニメに登場する直葉の分身「リーファ」が描かれていますが、楽曲からも歌詞の内容がキャラクターの心情とリンクしていると感じたのですが。
春奈:この曲は、キリトくんの義理の妹の直葉ちゃんのセツナイ恋心とか、自分の中の葛藤が描かれている歌詞になっています。
直葉ちゃんの気持ちに近い心境になって歌いました。
――今回カップリング曲が2曲収録されており、特に3曲目が、ニコニコ動画で、VOCALOIDプロデューサーとしても、歌い手としても人気のマチゲリータPが作っていらっしゃるそうですね。
自らも歌をうたう方ということで、収録時に歌い手としてや、その不思議な世界観を紡ぐ歌詞・楽曲について話された事などありますか。
春奈:歌に関しては本当に自由に、自分が思い描く通りに歌わせてもらいました。」
結構歌詞が漠然としていて、どこに感情を入れたらいいのか疑問に思った部分があったのですが、仮歌も、VOCALOIDの声で。
――そうなのですか!珍しいですね。さすがVOCALOIDプロデューサーさん。
春奈:そうなんですよ。それの仮歌(VOCALOIDの音声で)で送られてくることが初めてだったので、すごく新鮮でした。
その分逆に、それを聴いて覚えてしまったので、VOCALOIDの歌い方になっちゃったんです。結構平坦な歌い方になっちゃって。
サビとかどうやって感情を入れたらいいのかなと自分なりに考えて、結構苦戦しました。
いつもしているように、頭の中で曲の世界観を妄想したり、歌詞の中で事前に何が起こったのかを自分なりに想像したりしながら考えていくうちに、どんどんその気持に入り込んで行きました。
――どちらかというと、誰かの気持ちを歌うというよりも、ファンタジーの世界を歌っているという感じですよね。
そのあたりは、春奈さんが、KERAの読者モデルをしていらっしゃったというところで、ロリィタ・ファッションなど、独特の世界観など共通するところがあったのではないでしょうか。
春奈:そうですね、やはり曲調や、世界観、歌詞も、ロリィタ・ファッションというものにはリンクしそうな曲になっていますね。
――曲をイメージしたファッションがイメージできそうですね。
春奈:そうですね(笑)。あの曲は、激しめなんですが、結構ドラマティックなので、黒っぽい、レースがいっぱい使われたような、ロング丈のドレスみたいなものが想像できました。
――ちなみに歌うときに、曲に合わせてファッションを変えたりはするんですか。
春奈:日常的によくやっていますね。洋服に備わった性格になってみる。
ボーイッシュな格好している時には、ちょっと男の子っぽい感じで、女の子っぽい格好をしているときは女らしく。
服に合わせたテンションというのは常に持っていますね。
――そういう意味では、歌も、様々なタイプの歌があったと思うのですが。
春奈:歌で第一に伝えたいのは、"感情"です。そういう感情表現は常に意識し、大事にしています。
一番は歌詞の世界観、ひとつひとつの表情を伝えたいなと歌っています。
――では"アニソン"というジャンルは一番自分が伝えたいこととリンクしているのでしょうか。
春奈:そうですね!"アニソン"は、世界観や伝えたいことがはっきりしているので、深く入り込みやすいです。
――"アニソン"といえば、"アニソン"を歌いたいがために、様々なオーディションに参加されたそうで、"アニソン"に対して、人一倍思い入れが強いのかなと感じたのですが。
春奈:はい(笑)。アニメの歌をうたいたいと思ったのは、自分がアニメを好きだから、というのが一番大きいのですが、キッカケが、小さい時にみていたアニメ『美少女戦士セーラームーン』で。丁度"SuperS"の頃(第4シリーズ、1995年)だったのですが。
曲を聞いている時、「なんでセーラームーンの曲はこんなに楽しくなるんだ」って思ったんです。すごくシーンも蘇ってくるし。
そこで、アニメの歌ってすごい力をもっているなと実感しました。
小さい頃から歌うことが好きだったので、いつかアニメの歌を歌えたらいいなと、自然となって行きました。
――普段からもカラオケなどで"アニソン"ですか。
春奈:アニソンと、ビジュアル系しか歌いません(笑)。本当にジャンルが偏っていて……。
どちらとも世界観が濃いものですよね。
――「オタラボ」を見ているユーザーさんたちも、「アニソン歌手になりたい!」と目指している方も多いのですが、春奈さんは、読者モデルとして活動の傍ら、数多くのオーディションに参加するなど、とても勇気がいることを積極的に行なって、自分の力でその夢を勝ち取ったと思うのですが。
春奈:やっぱり、何かを始めないと絶対なにも掴めないと思うので、ダメ元でも送ってみるということはとても大事だと思います。
きっとその経験はどこかで役立つし、自信につながるのではないかと思います。
もし落ちてしまっても、「また次がある」という風に思えるようになれば、気持ちや心が強くなるだろうし、挑戦するということは、とても大切なことだと思います。
まずははじめてみることがいいんじゃないかなと思います。
――それでも、一回失敗してしまうと、「だめなのかな……」と自分が否定された気分になってしまい、落ち込んでしまうこともあると思うのですが、そんな時にどうやって浮上したのか教えてください。
春奈:歌とかもそうなんですけど、うまくやろうとか、うまく歌わないと、と思うと大抵失敗してしまうと思うんですよ。
ちょっと投げやりになるくらいが丁度いいと思っていて、もちろん、真剣には取り組むんですが、あまり考え過ぎなず、楽な気持ちになると、復活するのも早いんじゃないかなと思います。
――最後に、インタビューをご覧の方々へメッセージをお願いします。
春奈:これからももっともっと、感情をみなさんに伝えられる、みなさんの心の支えになれるアーティストになっていきたいと思います!
どうか、暖かく見守っていって下さい。
――ありがとうございました。
■商品概要
春奈るな
2nd SINGLE
TVアニメ「ソードアート・オンライン」
フェアリィ・ダンス編 エンディングテーマ
「Overfly」
発売日:2012年11月28日(水)
収録曲:
M-01. Overfly
M-02. 祈り
M-03. 魔法の城、真実の書物。
M-04. Overfly(instrumental)
※期間限定通常盤には4曲目にOverfly(TVサイズMix)を収録予定です。
【初回生産限定盤】
CD+BD(Music Video+特典映像)
SECL-1220〜21
¥1,700-(tax in)
【通常盤】
CD
SECL-1222
¥1,200-(tax in)
【期間限定通常盤】
CD+DVD(Music Video+アニメ映像)
SECL-1223〜24
¥1,500-(tax in)
■プロフィール
春奈るな
1991年10月11日生まれ。幼少の頃から歌うこととアニメが大好きで、中学3年生の時にオーディションに応募する。同オーディションでwebラジオ「レンタルマギカ」メインテ−マの担当に抜擢。その後、人気雑誌「KERA」の読者モデルとして活動の傍ら、第4回全日本アニソングランプリのファイナリストとして注目を集める。2011年より本格的に歌手活動を開始。2012年5月、人気TVアニメ「Fate/Zero」2ndシーズンのエンディングテーマ「空は高く風は歌う」でデビュー!オリコンデイリーチャートでは初登場9位を飾り、2012年夏には「TYPE-MOON Fes.」や「Animero Summer Live 2012 –INFINITY∞-」などのイベントにも出演。唯一無二、全く新しいタイプの新世代ボーカリストとして更なる活躍が期待される。
○春奈るな Official Site:http://www.harunaluna.jp
オタラボでは、「Overfly」を歌う春奈るなさんに、今回の楽曲についてや、彼女が歌で伝えたいこと、アーティストになりたい方へのメッセージなどをお聞きした。
――まずは、今回リリースされたシングル「Overfly」について、聞き所を教えてください。
春奈るな(以下、春奈):全体的に切ない歌詞が多いのですが、その中に秘められた希望を感じていただきたいです。
悲しい感情や、辛い感情から逃げてしまう人が多いとおもうのですが、やっぱりその感情は、ひとつひとつ大事なもので、そういった切ない感情があるからこそ、幸せだって感じられるし、楽しいことももっと楽しいと感じられると思っています。
感情に無駄なものは何一つとしてないということを、歌を通して感じていただけたら嬉しいなと思っています。
――表題作がTVアニメ『ソードアート・オンライン』フェアリィ・ダンス編 エンディングテーマとなっておりますが、初めて聞いた時の感想を教えて下さい。
春奈:最初に聞いたときは、"空"というものを感じました。
前回のファーストシングル(TVアニメ『Fate/Zero』2ndシーズン・エンディングテーマ「空は高く風は歌う」)でも、"空"がコンセプトになっているのですが、そちらの"空"は、暗く重いイメージがあったんですが、今回の"空"はすごくクリアな空がイメージできました。
曲調だったり、歌詞だったり、メロディだったりで、こんなに表現の仕方が変わるものなんだなと思い、とてもびっくりしました。
――表題作について、期間限定通常盤ジャケットでも、アニメに登場する直葉の分身「リーファ」が描かれていますが、楽曲からも歌詞の内容がキャラクターの心情とリンクしていると感じたのですが。
春奈:この曲は、キリトくんの義理の妹の直葉ちゃんのセツナイ恋心とか、自分の中の葛藤が描かれている歌詞になっています。
直葉ちゃんの気持ちに近い心境になって歌いました。
――今回カップリング曲が2曲収録されており、特に3曲目が、ニコニコ動画で、VOCALOIDプロデューサーとしても、歌い手としても人気のマチゲリータPが作っていらっしゃるそうですね。
自らも歌をうたう方ということで、収録時に歌い手としてや、その不思議な世界観を紡ぐ歌詞・楽曲について話された事などありますか。
春奈:歌に関しては本当に自由に、自分が思い描く通りに歌わせてもらいました。」
結構歌詞が漠然としていて、どこに感情を入れたらいいのか疑問に思った部分があったのですが、仮歌も、VOCALOIDの声で。
――そうなのですか!珍しいですね。さすがVOCALOIDプロデューサーさん。
春奈:そうなんですよ。それの仮歌(VOCALOIDの音声で)で送られてくることが初めてだったので、すごく新鮮でした。
その分逆に、それを聴いて覚えてしまったので、VOCALOIDの歌い方になっちゃったんです。結構平坦な歌い方になっちゃって。
サビとかどうやって感情を入れたらいいのかなと自分なりに考えて、結構苦戦しました。
いつもしているように、頭の中で曲の世界観を妄想したり、歌詞の中で事前に何が起こったのかを自分なりに想像したりしながら考えていくうちに、どんどんその気持に入り込んで行きました。
――どちらかというと、誰かの気持ちを歌うというよりも、ファンタジーの世界を歌っているという感じですよね。
そのあたりは、春奈さんが、KERAの読者モデルをしていらっしゃったというところで、ロリィタ・ファッションなど、独特の世界観など共通するところがあったのではないでしょうか。
春奈:そうですね、やはり曲調や、世界観、歌詞も、ロリィタ・ファッションというものにはリンクしそうな曲になっていますね。
――曲をイメージしたファッションがイメージできそうですね。
春奈:そうですね(笑)。あの曲は、激しめなんですが、結構ドラマティックなので、黒っぽい、レースがいっぱい使われたような、ロング丈のドレスみたいなものが想像できました。
――ちなみに歌うときに、曲に合わせてファッションを変えたりはするんですか。
春奈:日常的によくやっていますね。洋服に備わった性格になってみる。
ボーイッシュな格好している時には、ちょっと男の子っぽい感じで、女の子っぽい格好をしているときは女らしく。
服に合わせたテンションというのは常に持っていますね。
――そういう意味では、歌も、様々なタイプの歌があったと思うのですが。
春奈:歌で第一に伝えたいのは、"感情"です。そういう感情表現は常に意識し、大事にしています。
一番は歌詞の世界観、ひとつひとつの表情を伝えたいなと歌っています。
――では"アニソン"というジャンルは一番自分が伝えたいこととリンクしているのでしょうか。
春奈:そうですね!"アニソン"は、世界観や伝えたいことがはっきりしているので、深く入り込みやすいです。
――"アニソン"といえば、"アニソン"を歌いたいがために、様々なオーディションに参加されたそうで、"アニソン"に対して、人一倍思い入れが強いのかなと感じたのですが。
春奈:はい(笑)。アニメの歌をうたいたいと思ったのは、自分がアニメを好きだから、というのが一番大きいのですが、キッカケが、小さい時にみていたアニメ『美少女戦士セーラームーン』で。丁度"SuperS"の頃(第4シリーズ、1995年)だったのですが。
曲を聞いている時、「なんでセーラームーンの曲はこんなに楽しくなるんだ」って思ったんです。すごくシーンも蘇ってくるし。
そこで、アニメの歌ってすごい力をもっているなと実感しました。
小さい頃から歌うことが好きだったので、いつかアニメの歌を歌えたらいいなと、自然となって行きました。
――普段からもカラオケなどで"アニソン"ですか。
春奈:アニソンと、ビジュアル系しか歌いません(笑)。本当にジャンルが偏っていて……。
どちらとも世界観が濃いものですよね。
――「オタラボ」を見ているユーザーさんたちも、「アニソン歌手になりたい!」と目指している方も多いのですが、春奈さんは、読者モデルとして活動の傍ら、数多くのオーディションに参加するなど、とても勇気がいることを積極的に行なって、自分の力でその夢を勝ち取ったと思うのですが。
春奈:やっぱり、何かを始めないと絶対なにも掴めないと思うので、ダメ元でも送ってみるということはとても大事だと思います。
きっとその経験はどこかで役立つし、自信につながるのではないかと思います。
もし落ちてしまっても、「また次がある」という風に思えるようになれば、気持ちや心が強くなるだろうし、挑戦するということは、とても大切なことだと思います。
まずははじめてみることがいいんじゃないかなと思います。
――それでも、一回失敗してしまうと、「だめなのかな……」と自分が否定された気分になってしまい、落ち込んでしまうこともあると思うのですが、そんな時にどうやって浮上したのか教えてください。
春奈:歌とかもそうなんですけど、うまくやろうとか、うまく歌わないと、と思うと大抵失敗してしまうと思うんですよ。
ちょっと投げやりになるくらいが丁度いいと思っていて、もちろん、真剣には取り組むんですが、あまり考え過ぎなず、楽な気持ちになると、復活するのも早いんじゃないかなと思います。
――最後に、インタビューをご覧の方々へメッセージをお願いします。
春奈:これからももっともっと、感情をみなさんに伝えられる、みなさんの心の支えになれるアーティストになっていきたいと思います!
どうか、暖かく見守っていって下さい。
――ありがとうございました。
■商品概要
春奈るな
2nd SINGLE
TVアニメ「ソードアート・オンライン」
フェアリィ・ダンス編 エンディングテーマ
「Overfly」
発売日:2012年11月28日(水)
収録曲:
M-01. Overfly
M-02. 祈り
M-03. 魔法の城、真実の書物。
M-04. Overfly(instrumental)
※期間限定通常盤には4曲目にOverfly(TVサイズMix)を収録予定です。
【初回生産限定盤】
CD+BD(Music Video+特典映像)
SECL-1220〜21
¥1,700-(tax in)
【通常盤】
CD
SECL-1222
¥1,200-(tax in)
【期間限定通常盤】
CD+DVD(Music Video+アニメ映像)
SECL-1223〜24
¥1,500-(tax in)
■プロフィール
春奈るな
1991年10月11日生まれ。幼少の頃から歌うこととアニメが大好きで、中学3年生の時にオーディションに応募する。同オーディションでwebラジオ「レンタルマギカ」メインテ−マの担当に抜擢。その後、人気雑誌「KERA」の読者モデルとして活動の傍ら、第4回全日本アニソングランプリのファイナリストとして注目を集める。2011年より本格的に歌手活動を開始。2012年5月、人気TVアニメ「Fate/Zero」2ndシーズンのエンディングテーマ「空は高く風は歌う」でデビュー!オリコンデイリーチャートでは初登場9位を飾り、2012年夏には「TYPE-MOON Fes.」や「Animero Summer Live 2012 –INFINITY∞-」などのイベントにも出演。唯一無二、全く新しいタイプの新世代ボーカリストとして更なる活躍が期待される。
○春奈るな Official Site:http://www.harunaluna.jp