フランス人男性が、フランス人向けの日本の情報サイト「le japon.fr」で、日本のボジョレーヌーボー風呂についてつづっている。(イメージ写真:Photo by Thinkstock/Getty Images.)※写真の無断ダウンロードと転用を禁じます。

写真拡大

 フランス人男性が、フランス人向けの日本の情報サイト「le japon.fr」で、日本のボジョレーヌーボー風呂についてつづっている。

 11月15日、ボジョレーヌーボーが解禁になった。日本の温泉地で行われたボジョレーヌーボーのイベントに居合わせた筆者は、「毎年恒例だというこの有名な光景について語らずにはいられない」と、男女がつかる温泉にボジョレーヌーボーが注がれる1枚の写真を紹介した。

 温泉はワインの香りがして、決まった時間になるとスタッフがワインを注ぎにくると説明。ほかにも、カフェ風呂、酒風呂、緑茶風呂などがあったと伝えた。

 2011年には、日本はボジョレーヌーボーの世界最大輸入国だったが、「ボジョレーヌーボーは、日本ではお風呂に香りを与えるためだけにも使われている場合もある。輸入した数千リットルものボジョレヌーボーを全て、日本人が飲んでいると思ってはいけない」と述べた。

 このブログ記事に対して、フランス人の読者からは、「個人的には酒風呂や緑茶風呂を試してみたい」「リラックスできそうないい光景だ」「富士山を見ながら温泉につかりたい」と、ワイン風呂を受け入れる意見が多く見られた。一方で、「もしフランス人が同様に日本酒をお風呂に入れて使っていたら、日本人はどう思うだろうか」と批判の声も上がった。

 「自国のワインを毎年誰がいちばん飲んでいるのか?」。ボジョレーヌーボーの最大輸入国として、日本人の立ち居振る舞いが、フランス人から注目されていることに気付かされる。(編集担当:下田真央・山口幸治)(イメージ写真:Photo by Thinkstock/Getty Images.)