「生後1か月で歩いた」と騒動に、両親は「悪魔が憑依」と怯える。
もし我が子が生まれたとなれば、喜ばない親はいないだろう。ところが、コロンビアのある夫婦はいま、生まれたばかりの息子に恐怖を感じている。5人目となる子どもを今年9月にもうけた2人は、息子に普通の赤ちゃんとは違う姿や行動が目に付くようになったと言い、「悪魔に取り憑かれている」と主張。これが国内外のメディアで紹介され、コロンビアでは大きな注目を集めているようだ。
コロンビアラジオ局RCNラジオやコロンビア紙エル・ヘラルドなどによると、この男の子をもうけたのは、コロンビア北部の街ロリカで暮らす28歳の夫婦オスカル・バレンシア・ロペスさんとアナ・フェリア・サントスさん。9月1日の夕方、サントスさんは体重3,200グラムの元気な男の子を出産した。2人にとっては5人目となる我が子は、当初は「普通の赤ちゃん」のように可愛らしかったというが、間もなく不思議な行動が見られるようになったという。
両親が息子の異変に初めて気が付いたのは、生後1か月となる10月上旬。父ロペスさんによると、妻が息子をベッドに寝かせて隣にある台所で皿洗いをしていると、突然声が聞こえなくなった。そこで様子を覗きに行くと、両親の寝室にあるベッドの下で息子を発見。さらにその後、ベッドの上でボールを使って遊んでいたはずの息子が、いつの間にかドレッサーの中に入って笑い続けたり、冷蔵庫の中に入って泣いていたりと、とても生後1か月の赤ちゃんとは思えない、歩いて移動したとしか考えられない行動を見せたそうだ。
4人の子どもを育てて来たベテランながら、息子の思わぬ行動に直面して「気を失った」というサントスさん。「目つきも恐ろしい」とすっかり怯えるようになってしまい、そんな男の子の存在は近所でも評判になったようだ。すると、お祈りを始める教会関係者や近所の住民らが現れたほか、一部の人から「家に石を投げつけられる」(RCNラジオより)など、地域で騒動も起きる事態になった。
その後、男の子の存在は地元紙に報じられたことをきっかけに、コロンビア国内で広く知られるようになり、状況を把握するためにICBF(コロンビア家族福祉教会)が調査を開始。両親から説明を受けたICBFは、男の子は現在、周囲を恐れた母親にかくまわれた状態で生活していることを確認したというが、同時に頭や手に「火傷」などの傷も見られたため、虐待の疑いも視野に入れて調査を続けているという。
ちなみに、ICBFでは「まだ調査中」としながらも、男の子には「少なくとも超常的な“何か”は見られない」(エル・ユニバーサル紙より)と判断しているとのこと。ICBFは男の子に悪い影響を与えないよう「地域住民に節度を求める」(エル・ユニバーサル紙より)呼び掛けを行っているほか、今後両親に心理テストなどを行った上で、男の子が虐待されていないか判断を下す見込みだ。
コロンビアラジオ局RCNラジオやコロンビア紙エル・ヘラルドなどによると、この男の子をもうけたのは、コロンビア北部の街ロリカで暮らす28歳の夫婦オスカル・バレンシア・ロペスさんとアナ・フェリア・サントスさん。9月1日の夕方、サントスさんは体重3,200グラムの元気な男の子を出産した。2人にとっては5人目となる我が子は、当初は「普通の赤ちゃん」のように可愛らしかったというが、間もなく不思議な行動が見られるようになったという。
4人の子どもを育てて来たベテランながら、息子の思わぬ行動に直面して「気を失った」というサントスさん。「目つきも恐ろしい」とすっかり怯えるようになってしまい、そんな男の子の存在は近所でも評判になったようだ。すると、お祈りを始める教会関係者や近所の住民らが現れたほか、一部の人から「家に石を投げつけられる」(RCNラジオより)など、地域で騒動も起きる事態になった。
その後、男の子の存在は地元紙に報じられたことをきっかけに、コロンビア国内で広く知られるようになり、状況を把握するためにICBF(コロンビア家族福祉教会)が調査を開始。両親から説明を受けたICBFは、男の子は現在、周囲を恐れた母親にかくまわれた状態で生活していることを確認したというが、同時に頭や手に「火傷」などの傷も見られたため、虐待の疑いも視野に入れて調査を続けているという。
ちなみに、ICBFでは「まだ調査中」としながらも、男の子には「少なくとも超常的な“何か”は見られない」(エル・ユニバーサル紙より)と判断しているとのこと。ICBFは男の子に悪い影響を与えないよう「地域住民に節度を求める」(エル・ユニバーサル紙より)呼び掛けを行っているほか、今後両親に心理テストなどを行った上で、男の子が虐待されていないか判断を下す見込みだ。