劇場版ヒロインに抜てきされた夏帆

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 女優の夏帆が、NHKの人気番組を映画化した『劇場版 タイムスクープハンター』のヒロインに抜てきされたことが明らかになった。すでに21日から撮影はスタートしており、テレビシリーズを通して初出演となる夏帆は「独特な撮影方法に悪戦苦闘です。とんでもない映画に関わってしまいました!」と戸惑いながらも、新たな挑戦に刺激を受けている様子だ。

 夏帆が演じるのは、時空ジャーナリスト・タイムスクープハンター研修生のヒロイン・細野ヒカリ。要潤演じる先輩の沢嶋と共に4つの時代を行き来することになり、劇中ではタイムワープした時代に合わせて、セーラー服や戦国時代のよろい、さらにはバージョンアップされたタイムスクープハンターのボディスーツなどを着用した姿を披露する。

 また、テレビシリーズでは要、そして杏を除いたキャストはすべて無名俳優を起用してきたが、劇場版では時任三郎、宇津井健、上島竜兵などが重要な役どころで登場。題材となっている安土城消失の重要な鍵を握る織田家の侍・矢島権之助を演じる時任はテレビシリーズを観ていたといい、「独特な映像手法がリアル感を生み出し、観ているものをグイグイ映像に引き込む力を持っている番組だと感じました」と絶賛。念願の出演に意気込みを見せている。

 宇津井はタイムスクープ社の局長・一ノ瀬忠文を、上島は実在の博多の豪商で茶人としても知られる島井宗叱(そうしつ)を演じる。滋賀県全面バックアップの下、史上初めて実際の安土城跡での撮影も行うなど、あらゆるところでパワーアップを果たしている劇場版。ヒロインに抜てきされた夏帆は「スタッフの皆さんの『新しい映画を創ろう』『面白いものを撮ろう』というクリエイティブ魂に驚かされながらも、刺激的な毎日です」と明かしており、その仕上がりに期待大だ。(編集部・福田麗)

『劇場版 タイムスクープハンター』は2013年夏、新宿ピカデリーほか全国公開(配給:GAGA)