9割の主婦が電気料金の値上げを覚悟。効果的な節電方法とは?

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ネオマーケティングは7日、1都3県(東京都、神奈川県、埼玉県、千葉県)に住む20代〜60代の主婦を対象に行った「節電意識調査」の結果を発表した。

電力不足や電気料金の値上げ問題で話題になっている節電への意識を知るために実施されたもの。

同調査は、7月23日〜24日の2日間、20・30・40・50・60代の各100名、合計500名を対象に行われた。

9月1日からの電気料金値上げ決定を受け、「今後も電気料金は値上げされると思うか」と尋ねたところ、「さらに値上げされると思う」が37.6%、「どちらといえば、さらに値上げされると思う」が52.2%で、合計で約9割が今後は電気料金は値上がりすると回答した。

続いて「意識して節電しているもの」について聞いたところ、1位は「照明をこまめに消す(得票数465)」2位は「冷房の温度を上げる(同455)」。

「パソコンの電源を落とす(同227)」「冷蔵庫の開閉を早くする(同292)」と回答した人も多かった。

また、節電にはすぐには結びつかない「ウォシュレットを使わない(同130)」と回答した人が「テレビのコンセントを抜く(同104)」と回答した人よりも多いという興味深い結果も出た。

また、「節電効果を把握するためにどのような行動をしていますか(単一回答)」と尋ねたところ、「感覚で節電している」という回答が86%。

「機器・サービスなどを使って電気使用量を把握」「電気メーターをチェック」などして自分で電気使用量を把握している回答は14%だった。

さらに「感覚で節電している」と回答した人に、「料金明細を見てそれほど節電ができていなかったと思ったことがあるか?(単一回答)」と尋ねたところ、66.7%が「はい」と回答。

感覚に頼っても節電につながっていないと感じる主婦が多いという結果になった。

一方、「業者の機器・サービスなどを使って電気使用量を把握している」と回答した人に、「使用する前とした後で、どのくらい節電に効果があったか」と尋ねたところ、機器やサービス導入前に比べて「5%節電できた」が57.7%、「10%節電できた」が23.1%と、合計で8割以上の主婦が節電効果を実感していることが明らかとなった。

また、「節電できていると思うか」という設問で「はい(66.6%)」と回答した人に「節電できていると思う理由」を尋ねたところ、「昨年との電気料金の比較」、「電気料金の請求書をノートに貼って、前年の同じ月で使用量と電気料金を比較」など、「電力の見える化」を行っていることが明らかとなった。

日々の利用している電力・電気料金を細かく記録、見える化する「レコード節電」は家庭で消費している電力・料金を自覚し、日常生活の電気の使い方を改善するのに役立つと考えられる。