従来、主婦の皆さんが、「今夜作るメニューを何にするか、どの食材を購入するか」は、スーパーマーケットなどに買い物に出かけ、店頭であれこれ食材、特売品を品定めしながら決めているということが言われてきました。





実際、事前に購入するものを決めていかない、いわゆる「非計画購買」の割合は、およそ7割−8割とのいう調査結果がこれまでは得られていたのです


ところが、近年は逆に、メニュー・購入品目を事前に決めてからお店にやってくる「計画購買」をする主婦が増加傾向にあるようです。スーパーの販売促進支援の「アットテーブル」が、毎年行なっている全国主婦1万人調査によれば、

「事前にメニューを決めている」

という主婦の割合は、全体で6割、20代〜30代だけでみると、7割に上るのだそうです。なお、60代以上の主婦はあいかわらず、店頭でメニューを決める割合が高くなっています。

このように、若い主婦を中心として、店頭での衝動買いが減っているという現実は、店舗での販売促進活動の効果の低下をもたらす可能性があり、マーケターとしては見逃せない消費行動の変化です。


では、なぜ計画購買が増えているのでしょうか?

手軽に迅速に情報収集できるネットの普及が、この背景にあることはおそらく間違いありませんよね。
また、働く主婦が増え、日々忙しい中、買い物に当てる時間が十分にないという社会環境の変化もあるでしょう。

PC、あるいはスマホを使ってネットで検索すれば、様々な店舗の品揃え、特売情報がすぐに比較できます。どんな献立にするかも、「クックパッド」を始めとして、様々なレシピサイトがあります。

つまり、事前に十分な情報が入手可能なので、お店に行く前に購入品目を決めることが簡単にでき、おかげで、店頭でどれを買うか迷わずに済むので、買い物時間が短縮できるというわけです。


そもそも、主婦に限らず、ネットを活用している人は

「衝動買い」


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