イギリスのお袋の味か、ハーブコーディアル
ロンドンオリンピック開催で、今年はイギリスが熱い。
イギリスの飲み物といえば、まず思い出すのは紅茶だろう。
しかしそれと同じくらい地元民に愛されている“ハーブコーディアル”という飲み物があることを、ごぞんじだろうか。
ハーブコーディアルは、抽出したハーブエキスに甘味を加えた、濃厚なハーブシロップのこと。
原液は味が濃いので、お好みの分量の水・お湯、お酒などで割っていただく。もちろんイギリスらしく紅茶に入れても飲むことも。
さらに飲むだけでなくドレッシング、料理、お菓子作りにも使われるなど、各家庭で飲まれ愛され、中には手作りをする家庭もあるそうだ。
作り方は熱湯にハーブを入れてしばらく煮込み、じゅうぶんにハーブを抽出したところでハーブを除いて、砂糖とレモン汁(クエン酸)を投入。もしくは、水に漬け込んでじっくりハーブを抽出する方法もあるそう。
ハーブはお好みの物で。夏はあっさりとしたミントを、冷え込む冬にはジンジャーを……と、好みのハーブで好きなハーブコーディアルを作ることができる。
英国ソーンクロフト社のハーブコーディアルを取り扱っている、タルゴジャポン株式会社さんにお話をうかがってみると、
「ハーブコーディアルはミネラルをはじめとした栄養成分も豊富で、イギリスでは気軽な栄養ドリンクとして愛されているものです」
と言う。
いつから作られているのか。
「イギリスでは古くから生活に根付いており、各家庭ごとに家庭の味として飲み継がれてきましたので、いつごろに発祥したのかは不明です」
と、はっきりはしない。
それほど昔から飲まれ続けたものであり、イギリスではまさに母の味、家庭の味なのだ。
ちなみにソーンクロフト社のハーブコーディアルは1986年より販売されているそうで、味はエルダーフラワー、ネトル、ピンクジンジャーをはじめとした全6種類。
なかでもこのエルダーフラワーという聞き慣れないハーブは、イギリスをはじめ、ヨーロッパでは昔から愛されているもの。痛み止めや風邪などにも使われ、万能薬ともいわれているそうだ。
紅茶も美味しいが、ハーブコーディアルもまた伝統的なイギリスの味。
今年の夏はこんな健康ドリンクを飲みつつ、オリンピックを観戦してみては。
(のなかなおみ)
イギリスの飲み物といえば、まず思い出すのは紅茶だろう。
しかしそれと同じくらい地元民に愛されている“ハーブコーディアル”という飲み物があることを、ごぞんじだろうか。
ハーブコーディアルは、抽出したハーブエキスに甘味を加えた、濃厚なハーブシロップのこと。
原液は味が濃いので、お好みの分量の水・お湯、お酒などで割っていただく。もちろんイギリスらしく紅茶に入れても飲むことも。
さらに飲むだけでなくドレッシング、料理、お菓子作りにも使われるなど、各家庭で飲まれ愛され、中には手作りをする家庭もあるそうだ。
ハーブはお好みの物で。夏はあっさりとしたミントを、冷え込む冬にはジンジャーを……と、好みのハーブで好きなハーブコーディアルを作ることができる。
英国ソーンクロフト社のハーブコーディアルを取り扱っている、タルゴジャポン株式会社さんにお話をうかがってみると、
「ハーブコーディアルはミネラルをはじめとした栄養成分も豊富で、イギリスでは気軽な栄養ドリンクとして愛されているものです」
と言う。
いつから作られているのか。
「イギリスでは古くから生活に根付いており、各家庭ごとに家庭の味として飲み継がれてきましたので、いつごろに発祥したのかは不明です」
と、はっきりはしない。
それほど昔から飲まれ続けたものであり、イギリスではまさに母の味、家庭の味なのだ。
ちなみにソーンクロフト社のハーブコーディアルは1986年より販売されているそうで、味はエルダーフラワー、ネトル、ピンクジンジャーをはじめとした全6種類。
なかでもこのエルダーフラワーという聞き慣れないハーブは、イギリスをはじめ、ヨーロッパでは昔から愛されているもの。痛み止めや風邪などにも使われ、万能薬ともいわれているそうだ。
紅茶も美味しいが、ハーブコーディアルもまた伝統的なイギリスの味。
今年の夏はこんな健康ドリンクを飲みつつ、オリンピックを観戦してみては。
(のなかなおみ)