倒れてもお湯がこぼれにくい電気ケトル『カグヤミニ PO-312』(ドリテック製)。カラーはホワイト、ブラック、ピンク、グリーンの4種類。

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春が来るのを待ち遠しく思いながら、パソコンの前でコーヒーカップでかじかんだ手を温めている自分がいる。カップにお湯を入れるのが「朝の心温まる瞬間」となっているのだが、その際ポットやカップを倒してお湯をこぼさないことだけは心がけている(大事なPCが壊れちゃいますから)。なので、「こぼす心配がない容器」に憧れる。そんな憧れを叶えるアイテムはないか。

で最近、そんなアイテム(電気ケトル)を見つけた。前回紹介した『電気やかん』(ドリテック製)はそのレトロなデザインが特徴の電気ケトルだっだが、今回はちょっと違う。倒れてもお湯がこぼれにくい安心設計の電気ケトル『カグヤミニ PO-312』(同社製)だ。

容量は0.6リットルで、電源オートオフ、空だき防止機能を搭載する。ちなみに、カグヤと聞いて、みなさん竹取物語のかぐや姫をイメージされるだろうが、同製品はその物語に登場する竹筒のような円筒型のすっきりとした形から現在の商品名になったのだという。

さて、容器のフタがこんなに大きいにもかかわらず、お湯がもれにくいのはどうしてか。メーカーのドリテックさんに聞いた。
「取り外しが可能なフタが本体と密着して閉められるためです」
しかも、容器はステンレスなので、丈夫で衛生的だ。また、本体が熱くなりにくい二重構造になっており、火傷の心配もない。

その他、筆者が個人的に気に入ったところは二つ。
ひとつは、グリップが大きくて握りやすそうなこと。手が大きい人にはとても有難い。握りづらくて落としてしまいそうなことがよくあるから。もうひとつは、ホコリが入りにくい注ぎ口。これってどうして?
「注ぎ口は開閉ボタンを押すことで、フラップを開閉でき、ホコリの侵入を防ぐことができます」

まとめると、以下の点がお湯大好き人間として重要に思っていることだ。
・こぼれにくい
・もちやすい
・ホコリが入りにくい
こうしたことを電気ケトル選びのポイントにすると、結果としていい買い物ができるかも。

ついでながら、同製品には姉妹品として容量1リットルタイプ『カグヤ PO-311』もある。たくさんお茶やカップめんをつくる人にはこちらの製品がいいだろう。

またひとつ寒い冬ときの味方が増えて、身も心温まる次第である。
(羽石竜示)