砂糖を使わないイチゴ梅酒『南部美人 ノンシュガーイチゴ梅酒』。360mm、980円(税込)

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「家飲み」ブームはずっと続いている。友人たちと「家飲み」を計画する際、目新しいお酒がそこにあれば、場が盛り上がるもの。気の利いた演出に欠かせないお酒は、ただ単に珍しいものではなく、おいしくて、原材料や製造方法にこだわりがあればなおさらいい。これらの条件をクリアしたお酒に、筆者は出合うことができた。

『南部美人 ノンシュガーいちご梅酒』。原材料は純米酒、いちご、梅だけ。砂糖や甘味料が一切入っていない、フルーツの爽やかな甘みだけが満ちたリキュールである。

香料も一切加わっていないのに、これ程までにいちごの風味と甘みをしっかりと堪能できるお酒は珍しい。さっそく製造元、株式会社南部美人の担当者に、開発経緯をうかがった。

「弊社の特許技術である糖類無添加梅酒の製法、つまり砂糖や甘味料を一切使わずにリキュールを造る技術を用いて、今まで『糖類無添加梅酒』や『ノンシュガースパークリング梅酒』を開発・発売してきましたが、この度、フルーツ梅酒の第一弾として『ノンシュガーいちご梅酒』を発売する運びとなりました」

フルーツ梅酒の第一弾にいちごが選ばれたのはなぜだろう。

「一昨年、二戸地方で企業と契約栽培されていた加工用いちごが、企業の部門撤退をうけ、新たな販売路線を探していると、岩手県二戸市からのご提案に端を発しました。
そのいちごは、二戸地域で栽培されるオリジナル品種の『シュワークロップ』です。このいちご品種は、企業がいちごジャムに使っていたものです」(同)

いちご本来の甘さ、爽やかな風味をしっかりと表現している『シュワ―クロップ』が、『南部美人 ノンシュガーいちご梅酒』には使われているので、香料なしでもいちごの味を楽しめるのだ。

「本年度産いちごにより、正式に商品化した『南部美人 ノンシュガーいちご梅酒』です。今後、いちごの生産拡大による農業振興や地域特産品化へ向け、市や農業生産者と一体になって取り組むこととしております。二戸地域の新名産品をどうぞお楽しみください」(同)
『南部美人 ノンシュガーいちご梅酒』が入っている瓶のラベルが、中のお酒の色を見づらくしているのが少し残念。というのも、『南部美人 ノンシュガーいちご梅酒』をグラスに注ぐと、素材に由来する麗しいピンク色をしているからだ。

そして口に含んだそのお味は……。本当においしい。上品なお味。女性はもちろん、フレッシュなお酒を求める方には、もってこいのお酒である。

何倍もお代りをしたくなるこのお酒。ノンシュガーなので、カロリーが気になる方も、納得がゆくまで堪能していただけるに違いない。
(W.Season/Studio woofoo)