岩手からキャベツの美味しい食べ方の提案! 『キャベタリアン宣言』
居酒屋によく行くのだが、何気にお通しが大好きだ。特に気に入っているのは、キャベツに味噌が付いただけのやつ。あまりに好き過ぎて、時には人のものを横取り。4〜5人分のキャベツをいただく事もあった。友人からは「カブトムシかよ!」と言われてしまったけど、冗談じゃない! 美味しいんだから、仕方がない。
そんなキャベツをもっと美味しくさせる“キャベツ専用ドレッシング”が、新たに発表されている。岩手県の浅沼醤油店が昨年の9月より発売しているのは、その名も『キャベタリアン宣言』。
確かにキャベツ用のドレッシングは数多いが、なぜ今回『キャベタリアン宣言』を紹介するのか。その辺りは、開発のきっかけについてを知っていただければ納得してもらえると思う。
「岩手県岩手町は、キャベツに力を入れている町です。明治時代、ヨーロッパからキャベツが伝わってきたのですが、どこも上手く育てることができなかったそうなんです。そんな中、日本で初めてキャベツ栽培に成功したのが岩手町でした」(同社・担当者)
その後、しばらくは同町が日本一のキャベツ出荷量を誇っていたが、病気や気候の影響で次第に生産量は下降気味に。しかし近年は涼しい気候を逆に活かし、柔らかくて甘味が凝縮された『はるみどり』という岩手町のブランドキャベツを開発。売り出しに力を入れているようである。
「このような特徴のある美味しいキャベツを作っているにも関わらず、美味しい食べ方を今まで提案しておりませんでした」(担当者)
そこで地元の生産者やJA、町役場、岩手県庁が集まって一番美味しい『はるみどり』の食べ方を検討したところ、「生で食べるのが一番美味しい」という結論に達した。そこから「最も美味しい食べ方で、最も美味しく食べられるドレッシングを作ろう」という考え方に発展していったのは、自然の道理ではないだろうか。
では、この『キャベタリアン宣言』はどのように開発されていったのか。
「メジャーなメーカーや焼き鳥屋など、キャベツ専用のドレッシングを開発している所は多いですが、それらから主要な60種類を集めました。我々が製作するのだから、その内のどれよりも『はるみどり』に合わないと意味がないと考えたのです」(担当者)
かなりの高みを目標に設定しており、開発にはかなりの手間をかけている。一般の人にも比較してもらう為、県内のイベントや県庁の食堂にも出すなど、のべ2000人の意見を参考とし、「どのドレッシングにも勝っている」というクオリティに達したのが、この『キャベタリアン宣言』であった。
では、この最高クオリティのドレッシングは一体どんな味なのだろう?
「醤油味やポン酢味のドレッシングも候補に挙がりましたが、アンケートの結果“塩ニンニク味”に決定しました」(担当者)
この方向性が、キャベツの甘みを活かした“主張しすぎないドレッシング”を現実のものにしている。
もう、話を聞けば聞くほど体験したくなる。というわけで、『キャベタリアン宣言』を取り寄せて実際に試してみました!
早速、近所のスーパーでキャベツを購入して、洗って、ちぎって、お皿にキャベツを乗せて、『キャベタリアン宣言』をたっぷりとかけてみた。これを口に入れると……、絶品! 例えて言うと、バーベキュー味に近い感じかもしれない。でも、そんなに押しが強いわけではなくて。キャベツの甘みを活かしつつ、ニンニクがきっちり効いているのだ。これこそ、野菜嫌いに受け入れられる味だと思うなぁ……。一方、元よりいるキャベツ愛好家も蔑ろにしていない。素材を大事にする調味料でもある。また、添え物のサラダというより、主要なおかずとして通用するほど食欲をそそる味付けをしてくれてると思う。
ところでこの『キャベタリアン宣言』、今までにかなりの反響を呼んでいるようなのだ。
「『野菜を全く食べないウチの子が、キャベツをバリバリ食べています!』など、特にお子様に喜んでいただいているようです。事実、幼稚園1クラスからアンケートを取ったところ、『美味しい』という回答が100%を占めました」(担当者)
そして、販売数について。昨年までに1万2000本を売り上げているのだが、その中の6000本は岩手町での数字が占めている。ちなみに、岩手町には世帯が約5000しかない。まさに“一家に1本”を成し遂げるほどの、好調っぷりを達成しているわけだ。
「元々、月に20〜30万円しかドレッシングが売れなかった町なのですが、このドレッシングは110万円以上の売り上げを誇っております」(担当者)
そんな絶好調の『キャベタリアン宣言』は、「食楽日和ネットショップ」か岩手県内の「道の駅」、銀座にある「いわて銀河プラザ」にて発売されている。また『はるみどり』が出荷される6月末辺りからは、全国のスーパーマーケット等での販売も視野に入れているとのこと。価格は360円。
ちなみに、キャベツ以外の焼肉や焼うどん等にも合うそうなので、使い勝手はすこぶる良いです。さすが、『キャベタリアン宣言』! 何とも、凄い宣言である。
(寺西ジャジューカ)
そんなキャベツをもっと美味しくさせる“キャベツ専用ドレッシング”が、新たに発表されている。岩手県の浅沼醤油店が昨年の9月より発売しているのは、その名も『キャベタリアン宣言』。
「岩手県岩手町は、キャベツに力を入れている町です。明治時代、ヨーロッパからキャベツが伝わってきたのですが、どこも上手く育てることができなかったそうなんです。そんな中、日本で初めてキャベツ栽培に成功したのが岩手町でした」(同社・担当者)
その後、しばらくは同町が日本一のキャベツ出荷量を誇っていたが、病気や気候の影響で次第に生産量は下降気味に。しかし近年は涼しい気候を逆に活かし、柔らかくて甘味が凝縮された『はるみどり』という岩手町のブランドキャベツを開発。売り出しに力を入れているようである。
「このような特徴のある美味しいキャベツを作っているにも関わらず、美味しい食べ方を今まで提案しておりませんでした」(担当者)
そこで地元の生産者やJA、町役場、岩手県庁が集まって一番美味しい『はるみどり』の食べ方を検討したところ、「生で食べるのが一番美味しい」という結論に達した。そこから「最も美味しい食べ方で、最も美味しく食べられるドレッシングを作ろう」という考え方に発展していったのは、自然の道理ではないだろうか。
では、この『キャベタリアン宣言』はどのように開発されていったのか。
「メジャーなメーカーや焼き鳥屋など、キャベツ専用のドレッシングを開発している所は多いですが、それらから主要な60種類を集めました。我々が製作するのだから、その内のどれよりも『はるみどり』に合わないと意味がないと考えたのです」(担当者)
かなりの高みを目標に設定しており、開発にはかなりの手間をかけている。一般の人にも比較してもらう為、県内のイベントや県庁の食堂にも出すなど、のべ2000人の意見を参考とし、「どのドレッシングにも勝っている」というクオリティに達したのが、この『キャベタリアン宣言』であった。
では、この最高クオリティのドレッシングは一体どんな味なのだろう?
「醤油味やポン酢味のドレッシングも候補に挙がりましたが、アンケートの結果“塩ニンニク味”に決定しました」(担当者)
この方向性が、キャベツの甘みを活かした“主張しすぎないドレッシング”を現実のものにしている。
もう、話を聞けば聞くほど体験したくなる。というわけで、『キャベタリアン宣言』を取り寄せて実際に試してみました!
早速、近所のスーパーでキャベツを購入して、洗って、ちぎって、お皿にキャベツを乗せて、『キャベタリアン宣言』をたっぷりとかけてみた。これを口に入れると……、絶品! 例えて言うと、バーベキュー味に近い感じかもしれない。でも、そんなに押しが強いわけではなくて。キャベツの甘みを活かしつつ、ニンニクがきっちり効いているのだ。これこそ、野菜嫌いに受け入れられる味だと思うなぁ……。一方、元よりいるキャベツ愛好家も蔑ろにしていない。素材を大事にする調味料でもある。また、添え物のサラダというより、主要なおかずとして通用するほど食欲をそそる味付けをしてくれてると思う。
ところでこの『キャベタリアン宣言』、今までにかなりの反響を呼んでいるようなのだ。
「『野菜を全く食べないウチの子が、キャベツをバリバリ食べています!』など、特にお子様に喜んでいただいているようです。事実、幼稚園1クラスからアンケートを取ったところ、『美味しい』という回答が100%を占めました」(担当者)
そして、販売数について。昨年までに1万2000本を売り上げているのだが、その中の6000本は岩手町での数字が占めている。ちなみに、岩手町には世帯が約5000しかない。まさに“一家に1本”を成し遂げるほどの、好調っぷりを達成しているわけだ。
「元々、月に20〜30万円しかドレッシングが売れなかった町なのですが、このドレッシングは110万円以上の売り上げを誇っております」(担当者)
そんな絶好調の『キャベタリアン宣言』は、「食楽日和ネットショップ」か岩手県内の「道の駅」、銀座にある「いわて銀河プラザ」にて発売されている。また『はるみどり』が出荷される6月末辺りからは、全国のスーパーマーケット等での販売も視野に入れているとのこと。価格は360円。
ちなみに、キャベツ以外の焼肉や焼うどん等にも合うそうなので、使い勝手はすこぶる良いです。さすが、『キャベタリアン宣言』! 何とも、凄い宣言である。
(寺西ジャジューカ)