スマホに貼り付くスリム充電バッテリー
スマホ(スマートフォンの略)時代到来。街中でスマホを見ない日はない。携帯端末で手軽にメール、ネット、ゲームなどに夢中になっていると、必ず起る問題が電池切れ。モバイル家電の永遠の課題であるが、スマホに合った便利な充電器で急場をしのぐというのはどうか。
充電器というと、市中にいろいろなタイプが出回っているが、今回紹介する『MyBattery PiTAa』(JTT販売)はそれらとはちょっとちがう。厚さ9.5ミリ、重さ約40グラムという薄型軽量のリチャージブルバッテリー(約500回充電可能)であるうえ、なんとスマホの本体に貼り付くのだ。付属の「粘着ジェルシート」で貼り付ける。これ簡単に剥がせるうえ、貼り後が残ることがなく、何度でも貼り直しが可能。薄型で貼り付けられることで、手持ちで充電ができ、充電ケーブルが短くて済むので邪魔にならないわけだ。
シンプルでとてもいいアイデア商品だと思われるが、開発した充電器に「貼り付ける」という発想はそもそもどのように生まれたのか。JTTさんに聞いてみた。
まず、スマホ時代で一層充電器の必要性を感じたと言う。
「最近のスマホは大幅に性能が上がり、数年前とは比べものにならないくらい色々なことが出来るようになりました。ところが、内蔵バッテリーの性能がほとんど変わらないばかりか、性能向上にともないバッテリー消費量が上がり、多くのスマホに、バッテリーの持ちが悪いという問題が浮上しているのです」
「今までにも、スマホを充電する外付けバッテリーは、色々とありました。しかし、外出先でスマホとバッテリーをUSBケーブルでつなぎ充電しながら操作しようとすると、ビヨーンと伸びたUSBケーブルと、バッテリーが邪魔で操作の妨げになるだけでなく、見た目もあまり美しくありませんでした」
「そこで、操作を損なわず、見た目もスッキリさせるための方法としてバッテリーとスマホを一体化させることを思いつきました」
なるほど。だが、ここからが試行錯誤の連続だったそうだ。
「最初は、吸盤を使う案を思いついたのですが、スマホの背面が必ずしもツルツルで、吸盤が貼り付くデザインの物ばかりではないことが分かり、この案は没にしました」
「あらゆる素材に貼り付き、また簡単に剥がせる利点を持つものはないかと探していたところ、家で使っていた地震の時に家具などが転倒するのを防ぐ“粘着ジェルシート”が最適であると気がつきました」
ほほぉ〜、地震対策用の粘着ジェルシートがヒントだったとは意外だぁ〜。なお、バッテリーとスマホを粘着ジェルで貼り付けて充電する方法を、現在「実用新案」に出願中だという。
ところで、その粘着ジェルシートはパソコンの側面などにも貼りつくそうだが、逆に貼り付けられないところは。
「色々な素材や場所にくっつけることが出来ますが、唯一シリコン素材には貼り付けられません。なので、スマホをシリコンケースに入れて使っている方は取り出して使う必要があります」
ただし、最近流行のゴムのような柔軟性とプラスチックのような耐久性が特徴のTPUケースなら問題ないそうだ。
最後に付け加えると、粘着ジェルはホコリやゴミがくっつくと粘着力が落ちるので、使用しないときは付属の専用ケースへの収納をお勧めする。
充電器もスマートな時代到来か!?
(羽石竜示)
充電器というと、市中にいろいろなタイプが出回っているが、今回紹介する『MyBattery PiTAa』(JTT販売)はそれらとはちょっとちがう。厚さ9.5ミリ、重さ約40グラムという薄型軽量のリチャージブルバッテリー(約500回充電可能)であるうえ、なんとスマホの本体に貼り付くのだ。付属の「粘着ジェルシート」で貼り付ける。これ簡単に剥がせるうえ、貼り後が残ることがなく、何度でも貼り直しが可能。薄型で貼り付けられることで、手持ちで充電ができ、充電ケーブルが短くて済むので邪魔にならないわけだ。
まず、スマホ時代で一層充電器の必要性を感じたと言う。
「最近のスマホは大幅に性能が上がり、数年前とは比べものにならないくらい色々なことが出来るようになりました。ところが、内蔵バッテリーの性能がほとんど変わらないばかりか、性能向上にともないバッテリー消費量が上がり、多くのスマホに、バッテリーの持ちが悪いという問題が浮上しているのです」
「今までにも、スマホを充電する外付けバッテリーは、色々とありました。しかし、外出先でスマホとバッテリーをUSBケーブルでつなぎ充電しながら操作しようとすると、ビヨーンと伸びたUSBケーブルと、バッテリーが邪魔で操作の妨げになるだけでなく、見た目もあまり美しくありませんでした」
「そこで、操作を損なわず、見た目もスッキリさせるための方法としてバッテリーとスマホを一体化させることを思いつきました」
なるほど。だが、ここからが試行錯誤の連続だったそうだ。
「最初は、吸盤を使う案を思いついたのですが、スマホの背面が必ずしもツルツルで、吸盤が貼り付くデザインの物ばかりではないことが分かり、この案は没にしました」
「あらゆる素材に貼り付き、また簡単に剥がせる利点を持つものはないかと探していたところ、家で使っていた地震の時に家具などが転倒するのを防ぐ“粘着ジェルシート”が最適であると気がつきました」
ほほぉ〜、地震対策用の粘着ジェルシートがヒントだったとは意外だぁ〜。なお、バッテリーとスマホを粘着ジェルで貼り付けて充電する方法を、現在「実用新案」に出願中だという。
ところで、その粘着ジェルシートはパソコンの側面などにも貼りつくそうだが、逆に貼り付けられないところは。
「色々な素材や場所にくっつけることが出来ますが、唯一シリコン素材には貼り付けられません。なので、スマホをシリコンケースに入れて使っている方は取り出して使う必要があります」
ただし、最近流行のゴムのような柔軟性とプラスチックのような耐久性が特徴のTPUケースなら問題ないそうだ。
最後に付け加えると、粘着ジェルはホコリやゴミがくっつくと粘着力が落ちるので、使用しないときは付属の専用ケースへの収納をお勧めする。
充電器もスマートな時代到来か!?
(羽石竜示)