昨日(11月3日)に筑波サーキットで開催された「日本EVフェスティバル」で、驚きの速さを見せたのがトヨタ自動車北海道の「MR-e」でした。



トヨタMR-Sをベースに、45kW(61ps)の三相同期モーター、36.3kWhのリチウムイオンポリマー電池(コカム製)を搭載。ボディは黒光りのするカーボン! 筑波サーキットのレースが初戦となりますが、準備のために十勝サーキットでテストを行ってきたとか。


 


59分の耐久レースではポールポジションからスタートして圧倒的な速さでコースを駆け抜け、2位に5周もの差をつけてゴールしました。実は僕も同クラスに参加して、コース上で何度も抜かれましたが、その速さはまさに異次元。僕のこれまで見たことのあるコンバートEVでナンバー1。もしかすると日本最速のコンバートEVかもしれませんね。



ちなみにレースのグリッドを決める予選は行われませんでした。スタート順を決めるのは申し込み順。トヨタ自動車北海道さんは、なんと申し込み開始から、わずか3秒後にファックスを送りつけて、ポールポジションを獲得したのです。気合いが入っております。



最後にトヨタ自動車北海道とは何者か? といえば、トヨタのミッションを製造しているトヨタの子会社です。ですが、EV時代が到来するとミッションが不要になる可能性があります。そこで「EVとはどんなものなのか?」という研究用としてコンバートEVを製造したというのです。なるほど、メーカーも生き残りをかけて模索しているということですね。



公式サイトはこちら>> 日本EVクラブ http://www.jevc.gr.jp/


(鈴木ケンイチ)



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