目のやり場に困ってしまう、こんなシチュエーション。どうする?(写真はモデルさんです)

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 夏になると薄くなる女性の衣服。男性としては、電車や職場などで目のやり場に困ってしまうこともしばしばだろう。白いYシャツから透けるカラフルな下着の色彩……そんな「透けブラ」の正しい鑑賞法について、映画監督や漫画家、コラムニストなどマルチに活躍する杉作J太郎氏が語ってくれた。

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 中学生の時に制服が夏服に変わって、前に座っている女のコのブラが透けてるのが見えた。それが僕にとっての透けブラ初体験。だから、みなさんも同じだと思いますが、透けブラの基本はうしろ姿なんですね。

 また、ブラが透けて見えるのは、すごい清涼感があります。僕は透けブラを見ると涼しくなる。透けブラは夏の暑さを忘れさせてくれる風物詩です。

 そこで、女性の方に誤解してほしくないのは、僕らは透けブラをいやらしい目で見ているわけではないということ。透けブラを見ている時、男は中学生に戻り、そして涼んでいるだけ。ただ、見ているだけで満足で、手を出するもりはないんです。

 例えれば、心を静めて京都のお寺の庭を見ているような感じです。絵画や彫刻を見るのと一緒です。

 だから、透けブラの正しい鑑賞法は、一定の距離を保つこと。いいものが見えたからといって近寄っていくと逆に見えなくなるし、怖がられます。透けブラは一級の美術品なんです。だから、何も語らず静かに見る。それが正式な透けブラ鑑賞法です。

(撮影/山形健司、スタイリスト/米丸友子、ヘア&メイク/山内香奈子、構成/村上隆保)