ソウル広津区九宜洞の39階建て複合商業ビル「テクノマート」が5日に大きく揺れるナゾの現象が起きた問題で、大韓建築学会とビルを所有するプライム産業は19日、フィットネスセンターでのエアロビクスが原因だった可能性が高いと発表した。複数の韓国メディアが報じた。

 プライム産業は同日、原因究明説明会を開き、フィットネスセンターで普段とは違うを運動をしたことが原因である可能性が高いと説明した。揺れが起きた当時、ビルの12階にあるフィットネスセンターでは、「テボ」(テコンドーとボクシングを組み合わせたエアロビクス)と呼ばれる運動を23人が行っていたという。

 韓国では「地盤沈下」や「建物の内部構造の問題」などさまざまな可能性が指摘されたが、調査の結果、テボによる振動の周期と建物全体が共振現象を起こし、揺れを発生させたと結論付けた。

 韓国メディアは、「たった23人の集団ジャンプが作りだしたハプニングだった」などと報道。「揺れの原因が20人あまりによるテボ運動だと分かっても、安全を保障することにはならない」とする専門家の意見を紹介し、ビルの安全性に懸念を示した。(編集担当:新川悠)



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