サッカーのドイツ・ブンデスリーガのシャルケに所属する日本代表DF内田篤人は16日のブレーメン戦に出場し、引き分けに持ち込むゴールをアシストする活躍を見せた。中国メディアの新民網は内田の活躍を「ドイツメディアに揚げ足取りのチャンスを与えない」と評価する記事を掲載した。

 昨年7月にシャルケに移籍し、右バックのレギュラーの座をつかんだ内田だったが、現地メディアからは「スピードがない、パスが不正確、フィジカルも弱い」との評価をしばしば受けてきたことを紹介。これまでブンデスリーガやヨーロッパ選手権の多くの試合で、内田の右サイドが対戦相手の「突破口」とされたとした。

 その後、「悪夢のような時間」を過ごす中で内田はスピードのなさを補う術にたどり着き、スピードのある相手でも体格のよい相手でも軽々と対応できるようになったと指摘。半年の間で驚くべき進歩を見せたと評した。

 プレー以外の部分でも内田が現地で親しまれていることも合わせて紹介。「共に生きよう」と東日本大震災被災地へのメッセージを記したシャツが1万2000ユーロで競り落とされたほか、内田の背番号「22」のユニフォームがここ1カ月で飛ぶように売れており、現地メディアが「最近の内田はピッチ内外で一流のパフォーマンスを見せている」と評したことを伝えた。(編集担当:柳川俊之)



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