未曽有の大災害に際し、冷静な対応をする国民に対し、マスコミは十分にその役割を自覚し、商売を一時中止してあたって欲しいと思います。

今回のような激甚災害にもかかわらず、懸命に復旧活動を行う皆様には本当に感謝を申し上げたく思います。
一方で連日の報道をされるマスコミの方々には、今一度、報道の役割を考えていただきたいと思うのです。

今はまだ激甚災害のさなか。センセーショナルな映像や、扇情的な、あるいは感動的なシーンは必要ありません。

ひっきりなしに入ってくるニュースを、恐々読み上げる女子アナの、その態度が、視聴者特に被災者の皆さんにどんな影響があるか考えているでしょうか。
今、国民が必要なものはエンターテインメントではありません。正しい情報であり、被害を少しでも低減する方法。二次災害を防ぐこと以外にありません。

きちんとニュースを読めないアナウンサーはマスコミに出ないで欲しいと思うし、また一秒を争う「速報性」など、今は全く不要です。東京電力や保安院の発表を一刻も早く伝えることは、今のマスコミの役目ではなく、視聴している人々にとって、役に立つ情報に整理して伝えることこそ必要なものです。

東京電力管内で停電が発生するのであれば、中途半端な情報を速報するのではなく、きちんと伝わるところまで整理して伝えなければ、パニックを助長するだけです。


コンビニやスーパーから食品が消えた!!と煽るのは、正にパニックを誘引しているだけです。マスコミの役目は、在庫や生産は十分にある。今、自分勝手な行動でマイカーでの移動などで交通渋滞さえなければ、配送はほどなく復旧するので「絶対に買いだめは止めよう!」というメッセージこそ必要なものです。

がらんどうのスーパーの棚を映して何を訴えたいのでしょう。

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