そのロードショウは結論から言えば経営陣は「役不足」で事業計画は詰めが甘く楽観的見通しを目一杯詰め込んだ印象でした。

先ず(駄目だな)と思ったのはIPOロードショウのプレゼンテーションで2回もプロモーション・ビデオを上映した点です。

普通、ロードショウでビデオを投資家に見せる企業は何か隠すべき弱みがある企業です。

1回ならず2回もビデオを見せた会社は私が知る限りテスラが初めてです。(もっともこれは主幹事であるゴールドマンの担当者が適切なアドバイスをしなかったせいだと思います。)

また財務的な数字の面では極めて漠然とした概念ばかりが語られ、具体性に乏しかったです。
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