昨年のムンヂアルでは、クロン・グレイシーから一本勝ちを収めているモラエス。あの動物的なシャープな動きが、MMAでも発揮できるのか。柔術世界王者級のMMA挑戦は、このところ苦戦が強いられているだけに、2週間の準備期間に不安を覚えるからこそ好パフォーマンスを期待したい。

もう一人、地元ATTから出場となるファビオ・メーロの対戦相手、スウェーデンから参戦するサミー・アジスも注目だ。ボードッグや地元のスペリア・チャレンジでMMAキャリアを積んできたバルセロナとアトランタ五輪に出場しているグレコローマン・レスラー。日本の阿部裕幸をKOで下しており、パウンドでその強さを最大に発揮する。37歳という年齢はネックとなるかもしれないが、ラテンMMAワールドにイラン系スウェーディッシュ・ファイターが独特の空気を持ち込む。

この他、女子戦が2試合にマイアミのチーム・ノゲイラの下でトレーニングするペルー人ファイター、ルイス・パロミーノも出場。フェザー級トーナメントは微妙な判定で初戦敗退となったが、その力は十分にベスト4以上のものを持っており、第一試合からメインまで、外れカードのないベラトールFC第一公演の終幕となる。

■ベラトール12、公開計量結果

<ライト級決勝戦/5分5R>
トビー・イマダ:154.25ポンド(70.3キロ)
エディ・アルバレス:155ポンド(70.6キロ)

<ミドル級決勝戦/5分5R>
ジャレッド・ヒース:184.5ポンド(83.6キロ)
ヘクター・ロンバート:184.5ポンド(83.6キロ)

<フェザー級/5分3R>
ファビオ・メーロ:145.75ポンド(66.1キロ)
サミー・アジス:145.5ポンド(66kg)

<160ポンド契約/5分3R>
エリック・レイノルズ:159.5ポンド(72.3キロ)
ホルヘ・マスヴィダル:159ポンド(72.1キロ)

<ウェルター級/5分3R>
ジョシュ・マーティン:170.25ポンド(77.2キロ)
セルジオ・モラエス:168.5ポンド(76.5キロ)

<フライ級/5分3R>
バレリー・クールボー:124.25ポンド(56.4キロ)
ロジー・セクストン:123.25ポンド(56キロ)

<150ポンド契約/5分3R>
ルイス・パロミーノ:149ポンド(67.6キロ)
トロイ・ガーハート:151.5ポンド(68.6キロ)

<フェザー級/5分3R>
イヴォンヌ・レイス:146.5ポンド(66.3キロ)
ステファニー・ギマリャエス:144ポンド(65.3キロ)