ロイヤルズ・ヒルマン監督が、日本式野球導入へー。カンサスシティの地元紙「カンサスシティ・スター」紙の電子版は、15日付で、元日ハムのヒルマン監督が、日本流に完投試合の増加を望んでいると報じた。
 「私は、完投試合が大好き。日本では、完投試合は神聖視されている。先発投手を潰してしまうようなことはしたくないが、確かに、先発投手には覚えてもらいたい私の考え方だ。『六回か、七回で、ハイ、降板』という風には考えてもらいたくはないね」と、日本で指揮を取った経験から、先発投手が完投にこだわる精神を学んだヒルマン監督。
 記事によると、ロイヤルズは、近年、完投試合が減少傾向にあり、02年に17勝12敗を挙げたポール・バードが7完投した後は、03年は7度、04年は6度、05年は4度、06年は3度。昨年は、メッシュとバニスターがそれぞれ1度完投しただけだった。
 「もし、先発が長い回を投げてくれたら、ブルペンを温存できる。しっかり腕の疲れをモニターしなければならないのは、もちろんだ」
 日本からの逆輸入監督が、ロイヤルズで完投ブームをつくりあげるか。現在招待選手としてキャンプに参加しているベテランの野茂英雄投手も期待されている。