19日に行なわれたFAカップ決勝戦は、延長戦の末、チェルシーがマンチェスター・ユナイテッドを1-0で破り優勝。プレミアリーグのタイトルレースで敗れたマンUへのリベンジを果たした指揮官のジョゼ・モウリーニョは、選手の戦いを最大限に評価した。

 プレミアリーグとチャンピオンズ・リーグではタイトルを逃したものの、リーグカップとFAカップの2冠を達成したモウリーニョ。昨シーズンのリーグ優勝時には優勝メダルを観客席に投げ込んだポルトガル人監督だが、自身初となる世界最古のカップ戦を制した証を手放す気はないようだ。

「この優勝メダルは誰にも渡さない。今回の優勝が持つ意味は、私にとっても非常に大きい。初めてのFAカップ優勝だからね。これで私は、3年でイングランド国内のタイトルをすべて獲得したことになる。すべては選手たちのおかげだ。彼らは難しいシーズンをしっかりと戦い抜いた。この喜びを存分に噛みしめて、休暇に入りたい」

 さらに、シーズンを戦い終えたモウリーニョは、来シーズンも再びロンドンの地で指揮を執ると明言した。

「私の去就について噂が飛び交っているが、それは私の能力を疑ってのことだろうか? チェルシーとの契約はまだ残っているし、このクラブで監督を続けたいと思っている。クラブ側も考えは同じだ。ピーター・ケニオン(最高経営責任者)やその他の首脳陣とは3年の付き合いになるが、彼らは尊敬できる人たちだ。そんな彼らが、私が来シーズンもチェルシーで指揮を執ると明言したんだ。私は何ら疑っていない。7月9日にロサンゼルスで始まるプレシーズンで再び会おう」 120分間にわたる死闘の末、タイトルを手にしたモウリーニョは試合後、「マンUの倒し方は分かっていた」と豪語するなど、自信に満ちた表情でインタビューに答えた。ピッチの内外で問題を抱え続けたシーズンを戦い抜いた指揮官は、自らの実力を証明する形でシーズンを締めくくったと言えるだろう。