UEFAは、来年の6月にスイスとオーストリアにて開催されるユーロッパ選手権について、39名のフーリガンの入場を禁止すると発表した。その内訳は、スイス人が20人、ドイツ人が16人、オランダ人が3人となっており、フーリガンの“母国”であるイングランド人は含まれていない。39名はいわゆるブラックリスト入りしていた者たちで、早々と発表したことからUEFAの大会に賭ける強い意気込みが感じられる。もちろん、今回の39名がすべてというわけではなく、事件や事故を未然に防ぐという観点から、今後も入場禁止者は増えると見られている。フットボールの世界から暴力を徹底的に排除しようとする試みは、これからも徹底継続していかなければならない。