どこの国でも、リーグとクラブ、そして代表チームの間では、スケジュール面でせめぎ合いがある。このほど行われたイタリアプロリーグ連盟の総会にて、来シーズンのセリエA開幕を8月26日とすることを決定し、正式に発表した。リーグ側は、シーズン終了後にはヨーロッパ選手権(EURO)を控えていることから8月19日の開幕を希望していたが、各クラブの意向もあって1週間後の開幕となった。だが、不満なのはリーグ側だけではない。イタリア代表のドナドーニ監督も、「代表チームのスケジュールが重視されずに残念」と語る。しかし続けて「決定したことは仕方ない。その日程のなかで戦っていくしかない」と、どこか開き直ったコメント。選手も含めて、関係者全員が納得する形というのは難しく、どこかが折れる格好で決着がつくもの。とにもかくにも、イタリアの選手たち、特に代表選手たちは、また忙しい日々を送るのは間違いない。