ドル全面高、米インフレ加速懸念に中国株安でリスク回避 ユーロドル1年ぶり安値 ドル円156円台

ドル全面高。米インフレ再加速懸念に加え、後場に入り中国株と香港株が一段安となっていることからリスク回避でもドルが買われている。時間外で米10年債利回りは7月1日以来の高水準、ドル指数は1年ぶり高水準。ドル円は7月23日以来となる156円台乗せ、ユーロドルは1年ぶり安値、人民元は8月以来の安値をつけている。

共和党が上下両院を支配する「トリプルレッド」達成でトランプ氏が政策を進めやすくなることから米インフレ加速が警戒されている。インフレ再加速となれば利下げ停止どころか利上げ観測すら浮上する可能性。後場に入り香港株は1.5%安と下げ幅を拡大。香港は金融政策を米国に連動させているため米利下げ停止観測は香港市場にとってネガティブだ。