富樫勇樹「僕はバスケを引退するときが、代表も最後」ホーバス監督続投に喜び「今後の成長にはトムさんが必要」
バスケットボール男子日本代表は2025年アジア杯予選で21日にモンゴル(宇都宮)、24日にグアム(アウェー)と戦う。13日は都内で合宿が公開され、2024年パリ五輪代表の富樫勇樹(千葉J)が取材に応じた。
男子日本代表は、五輪まで指揮を執ったトム・ホーバス氏の監督続投が決定。ここまでの“ホーバスジャパン”で主将を務めてきた富樫は「すごく3年間、チームとしての成長を感じたし、やってきたこと、五輪で結果としては3連敗ですけど、すごくいいところも見えた。日本のバスケの今後の成長にはトムさんが必要だとすごく思っていた。個人的にはすごくうれしかった」と思いを口にした。
また、自身はパリ五輪後、今後の代表活動について熟考する考えを示し、ホーバス監督も「(富樫と)話したい」と話していた。今回の合宿ではじっくり話ができたようで、「(ロス五輪の4年後、年齢的にも)どれくらいのプレーができるか見えてないところがあるので、その話は(事前に)電話でもした。ウィンドウ(代表期間)を重ねて、相談しながら今後やっていけたら」と語った。
今後、ホーバス監督が築いていくバスケスタイルや、若手の成長によっては、招集されるメンバーの顔ぶれが変化していくことも考えられ「僕が選ばれるようであれば全力でやるし、もちろんいい選手が出てきて僕が選ばれないのであれば、日本バスケ界にとって成長にはつながると思う。もちろん、一番大きな大会(五輪)で代表引退するのは、自分の中でもきれいだなと思うが、バスケットやってるうちは、常に代表は目指すべきところではあるのかなと思ったのは正直なところ。僕はバスケを引退するときが、代表も引退というか、最後になるときだなと思ってはいる」と今の率直な考えを言葉にした。