年俸アップで契約更改を終えた石黒は笑顔を見せる(撮影・中田匡峻)

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 阪神の契約更改交渉が12日、高知県内のチーム宿舎で始まった。

 プロ2年目の茨木秀俊投手(20)は現状維持の500万円でサインした。「(規定投球回に到達し)自信にもなりますし、1年間投げる体力もついた。春のキャンプに1軍に呼ばれるように、残りの5日間アピールしていきたい。(オフは)体作りをもう一回して、体力面も見直していい形で(春季)キャンプに入れるように」。今季ウエスタンで22試合に登板し、チームトップの7勝で4敗、防御率3・64だった。

 プロ1年目の石黒佑弥投手(23)は50万円アップの800万円でサインした。「(課題は)決め球がないことなので、フォークをうまく操れるようにしていきたい。少しずつ感覚も良くなってきてる。(来季新人王の資格を残し)しっかりやるべきことをやって、そういう結果がついてくると思うので、今まで通り頑張っていきたい」。今季はルーキーで唯一、1軍出場を経験。3試合に登板防御率5・40だった。ウエスタンでは40試合で4勝4敗、防御率3・50だった。

 プロ1年目の椎葉剛投手(22)は50万円減の950万円でサインした。「思う通りにいかなかったですが、ここで腐らないように。(藤川監督から直接指導を受け)教えてもらったことを自分のものにできるようにしたい。体力面をオフシーズンで強化したい。今はブルペンで意図的に3、4連投している」。今季ウエスタンで23試合に登板し防御率4・45。即戦力候補として入団したが1軍での登板はなかった。秋季キャンプでは藤川監督から熱血指導を受けるなど来季に向けて奮闘している。

 各選手の年俸増減(金額は推定)、コメントは以上の通り。