ボディソープは「液体タイプ」派という友人。私は「泡タイプ」が好きですが、どちらがコスパがよいですか?
ボディソープの歴史
今では体を洗うのにボディソープを使うのは一般的ですが、かつては固形石鹸が使われていました。
液体のボディソープが広まった理由に、泡立ちがあります。固形石鹸は使用するうちに小さくなり、泡立てにくくなっていきますが、ボディソープは残量が少なくなっても泡立ちが豊かです。また、固形石鹸は成分上さっぱりとした洗い上がりでしたが、ボディソープはしっとりした洗い上がりであるものが多いのも人気を集めた理由といえるでしょう。
さらにボディソープは、洗い上がりだけでなく、香りにも特徴があります。香りのバリエーションが豊富であるため、1日の終わりに好きな香りでリラックスできるのも人気の理由です。
近年では、液体がさらに進化を遂げて、ボトルからプッシュすると泡の状態で出てくる泡タイプのボディソープも多く販売されています。
液体ボディソープ・泡ボディソープそれぞれの特徴は?
液体ボディソープと泡ボディソープには、それぞれどのような特徴があるのでしょうか。
液体ボディソープ
液体ボディソープは、スポンジやボディタオルを使って液体の状態から泡立てて使わなければいけません。泡立て方や加える水分量を調整することで好みの泡をつくって洗うことができます。2~3プッシュ程度の少ない量でもしっかり泡立つため、コスパもよいでしょう。
泡ボディソープ
泡ボディソープは、ポンプをプッシュするときめ細かい泡の状態でボディソープが出てくるため、泡立てる手間がありません。やわらかな泡を肌に滑らせるだけで体が洗えるため、肌にかかる負担も少ないのが特徴です。しかし、液体に比べて何度もプッシュして泡を出さないと全身洗えないのが難点といえるでしょう。
実際、液体のほうがコスパはよいのか
泡ボディソープは、液体ボディソープと比較して、全身を洗うために必要となるボディソープの量多いのではないかという印象を抱く人もいるでしょう。また、泡ボディソープは途中で何度か追加でボディソープを出さないと全身を洗えないのではというイメージを持つ人もいるのではないでしょうか。
あるボディソープの公式情報によると、液体タイプでは、ボディを洗浄するのには2~3プッシュ(6~9ミリリットル)が必要で、泡タイプでは、3~5プッシュ(9~15ミリリットル)必要になるとされています。
実際にどれだけ使えるのかというと、液体タイプの1本あたりの容量は450ミリリットルで約50回使用できるのに対し、泡タイプは500ミリリットルで約33回分です。大手通販サイトでは、液体タイプ・泡タイプともに1628円で販売されているため、液体のほうがコスパはよいということになります。
それぞれの特徴から自分にあったボディソープを選びましょう
コスパの面では液体ボディソープのほうがよいことが分かりましたが、ボディソープはコスパのよさだけで選ぶのではなく、自分のお肌の状態や好みの洗い上がり、ライフスタイルなどによって使い分けるのがよいでしょう。
こんな方には液体ボディソープがおすすめ
■コスパ重視
先述のとおり、コスパは圧倒的に液体ボディソープのほうがよいため、節約派にもおすすめです。
■いろいろな種類を気分で使い分けたい
現時点では、泡ボディソープと比較して液体ボディソープのほうが販売されている種類が豊富なため、多くの種類から好みのものをチョイスできます。
こんな方には泡ボディソープがおすすめ
■肌への負担を減らしたい
きめ細かな泡を手で肌に滑らせるだけで洗えるため、肌摩擦を軽減でき、敏感肌や乾燥肌の方におすすめです。
■手間を減らしたい
泡立てる時間が必要ないため、手間を減らしたい場合や、タイパ重視の方のニーズに合っています。
それぞれの特徴を踏まえたうえで、肌の状態や気分にあわせてお気に入りのボディソープを見つけ、お風呂時間を充実させてみてはいかがでしょうか。
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー