応援購入サービスのMakuakeは、最新ガジェットを実際に手に取って体験できる会を定期的に開催しています。プロジェクト実行中で、応援購入者の手元には届いていない製品だけではなく、中にはプロジェクト実行前の物も……。

 

前回(7月開催)に続き、GetNavi有料会員向けサービス「GetNavi Salon」のメンバーと体験会に参加しました。数多く展示されていた製品からピックアップしてお伝えします。

 

楽曲制作初心者に朗報。コードを提案してくれる音楽制作ギア

 

最初に紹介するのは、DJ機器、DJソフトウェアで世界的に有名なAlphaTheta社が展示していた、音楽制作ギア「Chordcat」。ボタンを押すだけで作曲ができる品とのことで、GetNavi Salonメンバーと、音楽制作の勉強を最近始めた筆者は、気づけば揃って引き寄せられていました。

 

同製品について、AlphaTheta 新規事業開発部・古谷昭博さんが使い方を説明してくれました。

 

古谷さんによると、「音楽理論の学習の難しさやアイデアの枯渇、楽器・DTMソフトの操作の難しさなどを理由に音楽制作を挫折してしまう方々を助けたい。音楽制作を長く楽しく続けてほしい」という思いから、生み出したガジェットなのだとか。

 

具体的に、どういう設計や機能で初心者を助けてくれるのでしょう。

 

コードレコメンド機能「Chord Cruiser」

コード(和音)を提案してくれる、レコメンド機能こそが「Chordcat」の大きな魅力。コードを一つ入力するだけで、音楽的にスムーズにつながる次のコードを、製品右部のパッドのランプを光らせて複数提案してくれます。

 

提案されたコードのボタンを押すだけでも自然に曲を作れるので、制作ハードルがグッと下がりますね。曲作りでマンネリ化を感じてしまっている経験者も、想像していなかった新しい方向性をChordcatから提案してもらえるかも……!?

 

視覚的に音を配置できる、4×4のボタン

製品左部の4×4のボタンは16分音符になっており、それぞれ番号が振られたボタンに音を保存できます。

 

リアルタイムでの演奏や、DTMの打ち込みといった作り方が難しくても、ボタンを押して音をパズルのように置くことで、直感的に曲を作れます。

 

そのほか、「ランニングダイレクション機能」も搭載。Chordcatで制作した楽曲を再生する際に、曲の進行順を操作できます。例えば、通常(1→2→3→4→5…)と再生されるところを、縦並び(1→5→9→13→2→…)や、時計回り(1→2→3→4→5→12…)にすることで、思いがけない新たなコード進行をひらめたり、一つのリズムフレーズから異なるジャンルのリズムが生まれたりと、楽曲制作の幅が広がります。

 

Chordcatには約150種類のサウンドが搭載されているので、色々なタイプの楽器音で聴き比べることもできます。

 

接続可能端子は、画像の通りです。

↑体験会では、イヤホンジャックからスピーカーに接続していました

 

USB、MIDIでその他の機器と繋げて音色作りにこだわったり、パソコン上で入力したりすることはもちろん、楽曲の草案をChordcat上で作り、仕上げをPC上で……という使い分けも可能。ヘッドホンやイヤホンとの接続もできます。

 

単三乾電池やモバイルバッテリーでも動き、コンパクトなサイズなので持ち運びが容易なのも魅力です。例えば、自宅だけでなく喫茶店や公園など、時には環境を変えてみると曲作りが捗るかもしれませんね。

 

Makuakeで12月10日までプロジェクトを実施予定で、11月11日時点では、2万9700円(税込)から応援購入できます(詳細はこちら)。既に目標金額を達成しており、注目度の高さがうかがえます。

 

GetNavi Salonメンバー・ゆうさんコメント

サイズ感も価格もめっちゃ良い!昔、パッドだけの音楽制作ガジェットを買おうとしたことがあるのですが、その時はパッドのみの見た目で、どこに何の音が入っているか分かりにくさを感じていました。これはとても分かりやすい。初心者の人にはもちろんのこと、音楽をがっつりやっている人にもおすすめアイテムですね。

 

プロが認める本格的な「熱燗」を、自宅でも手軽に

 

続いて取り上げるのは、家電メーカーの小泉成器が展示していた「かんまかせ」。自宅で簡単に、プロも認めるほどのおいしい燗酒を楽しめる酒燗器です。この製品との出会いにより、筆者とGetNavi Salonメンバーのお酒の楽しみ方が1つ上の次元へと引き上げられることに。

 

体験会では、「かんまかせ」を監修した、神亀酒造の日本酒が振る舞われました。常温でも十分おいしいですが、「かんまかせ」で燗した方は味の深み、旨みがグッと増していて、口に含んだ瞬間に香りが鼻にスーッと抜けて広がっていく……。これはウマい、ウマすぎて止まりません。

 

使い方は、下記のとおりです。

 

(1)「かんまかせ」本体に水を入れる
(2)製品に付属する、チロリ(温め用の酒器)に酒を注ぐ
(3)「かんまかせ」本体にチロリをセットする
(4)温度調整のダイヤルを回し、好みの温度に設定する

 

温度調節は自動で行ってくれます。湯煎式なので、電子レンジを使った時と比べて、温度ムラのない燗酒を楽しめます。

 

2021年に発売した「かんまかせ」(KOP-0400/K) は、温度調整機能が5段階だったのに対し、今回は7段階まで拡張。35℃から80℃まで、ダイヤルを回すだけで温度調節できます。

 

「かんまかせ」の温め口は直径約70mm。サイズが許せば、300ml瓶や徳利など、手持ちの酒器をそのまま入れて燗をつけることもできます。チロリと温め口は2つずつあるので、さまざまな銘柄を飲み比べしたり、誰かと酒盛りしたりするのにもってこいですね。

 

既に、Makuakeのプロジェクトは終了しています(目標金額の6183%達成)。小泉成器のオンラインストアで購入できるようになる日が、待ち遠しいですね。

 

GetNavi Salonメンバー・レッドさんコメント

私は冷や派でしたが、おすすめの温度に燗した日本酒を飲んでみてびっくりです。常温でも美味しいお酒が、別物かというぐらい更に美味しくなっていました。試飲をするまでは正直、熱燗でここまで細かく温度設定ができる必要はないだろうと思っていました。ですが、7段階も細かく温度設定が出来るので、買ってきたお酒のお気に入り温度を探すだけでも晩酌が捗りそうです。