岡田オーナー付顧問(左)と話し込む藤川監督

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 「阪神秋季キャンプ」(10日、安芸)

 阪神・藤川球児新監督(44)が10日、岡田オーナー付顧問から2日連続の金言を授かった。前日はメイングラウンドで約85分間。この日は若手が熱投を繰り広げるブルペンで約25分話し込み、恩師の帝王学を吸収した。

 「会話の内容は異なるわけで。昨日はバッティングにかかわらずですけど、プロ野球では野手とピッチャーは全然違いますから。僕から質問をぶつけることもたくさんあるし、しっかり返してくださるので、空っぽの引き出しにものを入れている感じですね」

 明るい表情が充実度を物語る。情報漏れの恐れから「今はもう評論家や外部の方には聞けない」というが、球団内に籍を置く岡田顧問であれば疑問をぶつけることができる。身近な心強い存在に「懐が深い方。すごく聞きやすい」と感謝した。

 岡田顧問のキャンプ視察も残り1日。「時間はいくらあっても足りないですけど、すごく自分に時間を割いてくれるのでありがたいですね」。時間の許す限り、岡田顧問の言葉に耳を傾ける。