紅白戦で好投したマルティネス(撮影・田中太一)

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 「阪神紅白戦、白組0−4紅組」(9日、安芸市営球場)

 阪神は育成契約を更新した外国人投手コンビが好投でアピール。先発のアンソニー・マルティネスは2回無失点に抑え「結果的に0で抑えられたのは良かったよ」と安堵(あんど)。4番手で登板したホセ・ベタンテスは1回無失点で「最近はコントロールがよくできている」とうなずいた。

 初回、マルティネスは先頭の中野を外角高めの変化球で見逃し三振に。続く小幡への初球に157キロを計測。「(球の)スピードにブレがあった」と反省したが、走者を出しながらも無失点リレーの流れを作った。

 4点リードの六回。ベタンセスはこの日最速の158キロをマーク。最後は島田を3球三振に仕留めて試合を締めくくった。「自分の考え方」を模索し続けた結果が結びついている。制球を課題としている2人。ペースは違えど、着実に歩みを進める。