海洋ごみを減らすため金沢市の犀川で8日、海に流れ出る前の河川敷に落ちているごみの調査が行われました。

調査は環境問題に取り組む金沢大学の学生5人が行い、8日朝は金沢市を流れる犀川の河川敷5か所で落ちているごみの場所や種類、数を写真に撮りながら記録していきました。

このうち大豆田大橋では、バーベキューで出た炭や貝殻、タバコの吸い殻などが見つかりました。海洋ごみは川から流れ出るものも多く、生活の中で発生したごみが8割を占めるということです。

一丸となって河川、海の環境を保全することが重要

調査のアドバイザーを務める金沢星稜大学池田幸應名誉教授は、「一番大切なことはそれ(調査結果)をどう人々の環境保全活動につなげていくかそれぞれ活動している点を線に結んでチームとして一丸となって河川、海の環境を保全するアクションを起こしていくことが重要」と話しました。

調査は「海ごみゼロ大作戦in石川」の一環で行われ、参加者はごみが排出した経路を知ることでごみの削減につなげたいとしています。