79歳の高校生!「学校に行かなければ彼女もできなかった」楽しすぎる老後のワケ:家、ついて行ってイイですか?
11月3日(日)に放送した「家、ついて行ってイイですか?」(毎週日曜夜 8時50分)では、東京・足立区で出会ったのぼるさん(86)の家について行きました。
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商店街で回転寿司帰りの男性を発見。「商店街でのお買い物代をお支払いするので、家、ついて行ってイイですか?」と聞くと、「大丈夫ですよ」とOKをもらえました!
のぼるさんのご自宅は持ち家で築40年。子どもは2人、孫は4人いますが、妻のまさこさんは5年前に他界。かつては工務店を経営していた大工さんで、先生として職業訓練校の講師も務めていたそう。のぼるさんは中学卒業後、16歳から約60年間、大工として働きました。
ニンニク、すっぽんサプリ、牛乳、トマトジュース、バナナなど、朝食はボリューム満点!「若さの秘訣ですよ」とのぼるさん。
トイレに行くと、「毎朝ここでやってんの」と手すりを使った筋トレを披露! 「30回じゃ物足りないから…」と、腕立て伏せ、スクワットを33回ずつ行うのがこだわり。
なぜかまだ新しい「卒業アルバム」を見せてくれました。実はのぼるさん、3年前まで高校生だったそう! 79歳で定時制の高校に入学し、4年通って83歳で卒業しました。
同級生との集合写真では、1人だけ先生の貫禄(笑)。生徒はみんな10代で、担任の先生は50代。「先生の母親より年上だから…」。先生からは、名字に“さん付け”で呼ばれていたと笑います。
高校は皆勤で卒業! 体育祭では、当時80歳だったにもかかわらず、1500メートル走らなくてはいけないためとてもつらかったそうですが、「ゴールに近づくと、みんなが出迎えてくれた」と青春を振り返ります。文化祭では上棟式を披露しましたが、「あまり通じなかったですね」と苦笑い。のぼるさんは自分も10代の感覚だったそうで、「自分が年寄りだなんて、一回も思ったことがない」と話します。
のぼるさんは、中学卒業後、高校進学を希望していましたが、当時は戦後復興で忙しく、親を助けたいとの思いから入学を断念。家業の工務店を継ぎ、75歳で息子さんにバトンタッチしましたが、今度は暇を持て余すように。「今までは電話がいっぱい来たのに、電話1本来なくなった」。
人生の目的を失い、何かやることはないかと考えた時、「勉強がしたい、高校に行きたい」という思いが込み上げ、高校に入学しました。
「学校に行ってなかったら、彼女もできなかった」と驚きの発言も! 82歳の彼女との2ショットを見せてくれました。知り合った場所は「マクドナルド」。「初恋の女性にそっくりだったから、声をかけさせてもらった」と、ナンパしたことを明かします。彼女は、高校の卒業式も参加してくれたそう。
高校生活を振り返り、「学校に行く目的ができるだけで毎日楽しかった。遠足もみんなでキャッキャと騒いで…今思い出してもウキウキする。私は青春を2回味わえた。年とっても頑張れば、喜びは味わえる。4年間学んだことは間違いじゃなかった」と話します。
のぼるさん、いつまでも明るくお元気で、楽しい毎日を過ごしてくださいね!
日曜夜 8 時50分からは「家、ついて行ってイイですか?」【日光さる軍団㊙生活&世界へ羽ばたく着物職人】を放送!
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