なぜムバッペがフランス代表選外なのか 指揮官「話し合ったうえでの結論」
7日(現地時間)、フランス代表のディディエ・デシャン監督はUEFAネーションズリーグでのイスラエル代表戦(14日)、イタリア代表戦(17日)に向けたメンバー23名を発表した。
今回のメンバー発表でとりわけ注目されたのは、今夏のEURO2024では主将も務めたキリアン・ムバッペが先月に続いて選外となったことだ。先月は疲労を考慮して招集を見送られたムバッペだが、今回は怪我など選外になりそうな理由は見当たらない。
「私は彼と話し合って今回の決断に至った。そうした方がいいと考えたからだ。決断の理由について明かすつもりはないが、キリアンは代表に呼ばれることを望んでいたことは確かだ。今回のことはピッチ外での出来事とは一切関係ない」(ドイツ紙『Sport Bild』より)
ムバッペ選外の詳細についてデシャン監督が明かさなかったことで、ドイツ紙『Sport Bild』がムバッペとデシャン監督の不仲が原因であると主張する一方、フランメディア『RMC Sport』はレアルで期待通りのパフォーマンスを見せていないことで批判に晒されているムバッペに更なる負担を生じさせないためにデシャン監督が招集を見送ったとも分析するなど、欧州の各メディアでも様々な憶測が流れている。
ネーションズリーグのリーグAグループ2で現在2位につけているフランスにとって、グループ首位通過のかかる重要な2試合にエースのムバッペ抜きで臨むことは大きな痛手であり、そうしたリスクを負ってまで呼ばなかった真の理由とは一体どのようなものなのだろうか。