「球を追いすぎていることが問題だ」 負傷後初H→走った大谷翔平、ド軍監督は打撃面に指摘
ワールドシリーズ第4戦
米大リーグの頂点を決めるワールドシリーズ(WS)第4戦が29日(日本時間30日)にニューヨークで行われ、ここまで3連勝中のドジャースはヤンキースに4-11で敗戦。ヤンキースに今シリーズ初勝利を献上し、通算成績を3勝1敗とした。左肩亜脱臼でも強行出場した大谷翔平投手は「1番・DH」でスタメンに名を連ね、4打数1安打。デーブ・ロバーツ監督は試合後の会見で、状態面の問題はないとしながらも「球を追いすぎていることが問題だ」などと語っている。米専門メディアが動画を公開している。
ドジャースは初回にフリーマンのメジャー新記録のWS6試合連続となる2ランで先制したが、3回にアンソニー・ボルペ内野手のグランドスラムで逆転される展開。その後は追い上げたが、8回に5得点を挙げるビッグイニングを作られて大敗した。
そんな中で、大谷は5回の第3打席でセンター前に弾き返し、負傷後初ヒットをマーク。米専門メディア「ドジャー・ブルー」の公式YouTubeチャンネルは試合後のロバーツ監督の会見の動画を公開。大谷について聞かれると「何度も彼に(肩の状態について)聞いているが、(動きの)妨げにはなっていないし、何も感じないと言っている」と状態面の問題はないことを強調。その上でこう続けた。
「ただ、球を追いすぎていることが問題だ。大事な打席で四球を選べそうな時もあったのに出塁できなかった。球を追いかけすぎる点がよくなかった」
出塁後にはベッツの遊ゴロで二塁封殺となった大谷だが、左腕を動かさないようにしながらも全力疾走し、際どいタイミングで足からのスライディングも披露。これについても指揮官は「今の所いいと思う。今日スライディングもしたし。問題ないと思う。盗塁はしないと思うけど。今はそれほど問題ではないと思う」と明るい兆しを感じ取ったようだ。
(THE ANSWER編集部)