大谷翔平、第3打席で中前打 左肩を亜脱臼も“強行出場”…手負いの状態でもチーム鼓舞
敵地でのWS第4戦に「1番・指名打者」で出場…第3打席で中前打
【MLB】ヤンキース ー ドジャース(日本時間30日・ニューヨーク)
ドジャース・大谷翔平投手は29日(日本時間30日)、敵地で行われたヤンキースとのワールドシリーズ第4戦に「1番・指名打者」で先発出場。第3打席で中前打を放った。
右腕ヒルに対して、初回の第1打席は遊飛。3回の第2打席は中飛に倒れた。しかし、左腕ヒルと相対した第3打席だった。2点を追う5回無死一塁の第3打席で中前打を放った。続くムーキー・ベッツ内野手の遊ゴロで二塁封殺となった。この日も左手でユニホームの襟元を持ち、患部を固定した状態で走った。
大谷は26日(同27日)に本拠地で行われた第2戦の7回、二盗を試みてアウトになった際に左肩を亜脱臼した。27日(同28日)はチームとは別行動でニューヨーク入りした。
28日(同29日)に敵地で行われた第3戦では「1番・指名打者」で出場し、3打数無安打1四球1死球だった。初回に四球で一塁へ出塁すると、リード時に左手でユニホームの襟元を持って患部を固定。執念の出場を続けた。
大谷はメジャー7年目で初のポストシーズンに出場。地区シリーズ、リーグ優勝決定シリーズの全11試合に「1番・指名打者」で出場し、打率.286(42打数12安打)、3本塁打、10打点をマークした。ワールドシリーズ第3戦までの成績は11打数1安打。25日(同26日)の第1戦では第4打席で右中間フェンス直撃の二塁打を放った。
メッツとのリーグ優勝決定シリーズでは17出塁。同僚のマックス・マンシー内野手と並んでポストシーズン同一シリーズの球団最多記録を樹立した。初のワールドシリーズでも強行出場し、チームを牽引している。(Full-Count編集部)