◆米大リーグ ワールドシリーズ第1戦 ドジャース―ヤンキース(25日、米カリフォルニア州ロサンゼルス=ドジャースタジアム)

 ドジャースのF・フリーマン内野手(35)が25日(日本時間26日)、4戦先勝のワールドシリーズ(WS)第1戦、本拠地・ヤンキース戦に「3番・一塁」で先発出場。4回の打席で起きた“珍事”で球場がどよめいた。

 右足首を捻挫しながら強行出場を続ける鉄人は初回2死の第1打席で痛みをこらえ、左翼線への三塁打を放ってファンをわかせていたが、0―0の4回1死で迎えた第2打席。昨季サイ・ヤング賞の剛腕・コールの3球目、外角のカットボールでバットが真っ二つ。一二塁間の方まで飛んでいった。バットを交換して4球目。今度は内角直球に同じくバットが真っ二つ。再び同じ一二塁間にバットが飛んでいき、今度は一ゴロに倒れたが、まるでリプレーのようなシーンが2球続いた。

 43年ぶりに実現したドジャースとヤンキースの頂上決戦は「大谷VSジャッジ」のWSとしても注目を集めている。シーズン50発以上の2人が激突するWSは史上初。両リーグの本塁打王対決も68年ぶり6度目となっている。