特殊詐欺「受け子」の俳優「まだファンでいてくれる貴方へ...」 実刑判決で直筆手紙「炎上なんて怖くもなんともない」
特殊詐欺に加担した罪で逮捕され、実刑判決が下された俳優で声優の池田純矢受刑者が2024年10月22日、Xで直筆の手紙を公開した。ファンへの思いなどを明かしている。
「後生のお願いです。貴方だけが頼りです」
池田受刑者は、スーパー戦隊シリーズ「海賊戦隊ゴーカイジャー」の伊狩鎧/ゴーカイシルバー役などで知られ、声優としてはゲームアプリ「あんさんぶるスターズ!!」の天満光役も演じていた。
23年10月に当時の所属事務所が特殊詐欺に加担して逮捕されたことを発表し、24年10月に実刑判決が下された。
12日、自身のXで「今でもファンでいてくれる貴方へ」として直筆の手紙を掲載した。「被害者となられた方や、甚大なるご迷惑をおかけしてしまった関係各位の皆様には、この場を借りて謝罪する事が適当ではない」とし、手紙ではファンに向けた思いを明かした。
事件に関しては「『真実』はありますが"司法上"僕は先日裁判で有罪判決を受け、これから受刑者の身分になります」と含みを持たせ、「僕は今『天涯孤独』の身です。頼れる親類はおらず、助けてくれる身内と言う存在がありません。訳あって貯金はゼロで、今は家すら持たないホームレスの身です」という。
そうした状況で、「『今でも待ってる』『ずっとファンでいる』と伝えてくれた人がいた」ことが励みになったとし、ファンに向けて「もしも今でもまだ貴方が僕のファンでいてくれるとするならば、お手紙を頂く事は出来ませんでしょうか?」と呼びかけた。
「これから約3年の休養期間ののち、第二章の幕を上げたい。その為の原動力をどうか僕に与えて下さい。後生のお願いです。貴方だけが頼りです」と訴えていた。
炎上も「応援してくれや!」「待っててくれや!」
22日昼過ぎに公開した手紙では、「お手紙を届けて下さった貴方へ」として、ファンからの手紙を受け取ったことを明かした。
「待っています」「応援しています」と応援のメッセージのほか、「ショックでした」「甘えんな!」と叱咤する声もあり、「中には心が折れそうになるお言葉あったりもします」という。
「大多数のご意見は『ふざけるな』なのだとは思います」「"世間"と云う大きな目から見れば『大人しく息を殺すように静かにひっそりと生きろ』というのが大方の意見だと分かっております」とバッシングを受ける現状は理解しているとした。
その上で、「でもね、"たった一人"でも僕がこうして言葉を発することで『助けられた』『勇気を貰った』『嬉しかった』そう言って下さる方が居る限り、辞めませんよ。炎上なんて怖くもなんともないですよ」と強気な姿勢を見せ、「燃えてナンボじゃい!」「応援してくれや!」「待っててくれや!」とつづった。
出所後はファンの元を直接訪れてお礼を言いたいとし、「誰かの光になると言うのは簡単な事ではないと思います。だけど、やってやれない事はない!! どんな絶亡からでも夢を見る事は出来る」(原文ママ)としている。