去就注目の中日マルティネス投手、国内移籍ならば一択か? 中日「全力遺留」も...球界OB予想
プロ野球横浜ベイスターズ、日本ハムでプレーした野球解説者の高木豊氏(66)が2024年10月21日までにユーチューブを更新し、去就が注目される中日ライデル・マルティネス投手(28)に言及した。
「中日に戻ることなく、他の選択肢を模索する可能性が高い?」
動画では、米野球情報サイト「Beisbol FR」(ウェブ版)が、マルティネスの去就に関して特集記事を組んだことを紹介し、同サイトで報じられた内容をもとに話を展開した。
「Beisbol FR」は、マルティネスの国内の移籍先として、ソフトバンクとDeNAが有力候補に挙がっており、「中日に戻ることはなく、他の選択肢を模索する可能性が高い」と報じた。
同サイトによると、マルティネスは少なくともあと1シーズンは日本でプレーするという。そして、少なくとも1チームが年俸800万ドルから1000万ドル(約11億6000万円から約14億5000万円)を提示しているとした。
一方の中日は、スポーツ紙の報道によると、井上一樹新監督(53)が、マルティネス残留に向けて自ら乗り出すという。
このような状況の中、高木氏は「(中日はマルティネスが)抜けたらすごい痛手。だってマルティネスがいると、リードして(マウンドを)渡したときに(勝利は)ほぼ100%でしょう。そんなピッチャーいないから」との見解を示した。
「もし他の球団に行かれたら相当な痛手になると思う」
キューバ出身のマルティネスは17年オフに中日に入団した。チームの絶対的守護神として活躍し、日本通算166セーブをマーク。今シーズンは60試合に登板し、43セーブを記録し、防御率は1.09だった。
高木氏は「数字をみるとやっぱりすごい。何回も(投球を)見たけど、打たれる気がしない。球が速いし、角度あるし、フォークは落ちるし。ほぼ完ぺきに近いセーブ投手」と絶賛し、「日本にいてくれるというのは、楽しみが。まだ見れるということだから。楽しみは継続するが、中日にとっては、もし他の球団に行かれたら相当な痛手になると思う」と指摘した。
そして、アシスタントが「Beisbol FR」の記事を紹介し、年俸11億6000万円から約14億5000万円が提示されていることを伝えると、高木氏は「年俸?それはメジャー? 10何億(円)?」と驚いた様子を見せ、すぐに「それはソフトバンクだよ」とした。
マルティネスは11月に開催される「WBSCプレミア12」のキューバ代表に選出され、スポーツ紙の報道によると、現在日本で調整をしているという。