囲み取材でがんについて語った山川豊さん

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1月に肺がんと診断されたことを公表した歌手の山川豊さん(66)が19日、闘病後初めてのワンマンステージを開催。報道陣の取材で、現在の体調について語りました。

山川さんは1月10日に肺がんであることを公表。検査と治療に専念するため、活動を休止しましたが、4月から治療を続けながら歌手活動を再開していました。

闘病後、初めて行われたワンマンステージ『山川豊 Birthday Dinner Show』に登場した山川さん。報道陣の取材では、活動再開後に発表した新曲『兄貴』を歌唱し、元気な姿をみせました。

さらに、山川さんは現在の病状について自ら説明。自身の体調について「万全とは言えません。だけど、こうやって歌が歌えるまで回復しました」と報告しました。

去年受けた血液検査で、がんの疑いがあるとわかり、その後、専門の病院を訪れたという山川さん。「がんの専門の病院に行って、今度はPET検査からCT検査、そしてMRIをやりまして、2週間後に結果を聞きに行きました。そしたら、“もうステージ4です”と言われまして。頭のほうにも脊髄の方にも飛んで(転移して)おりまして、それでステージ4と言われました。もう手術ができないのがステージ4ですって」と振り返りました。

その後、病状は改善したそうで「これが直接すぐに死につながるとか、そういう訳じゃないんですね。薬が(自分の体に)きちっと合って、副作用も結構ありますけど、脳のMRIを取ると(がんが)小さくなってきてるんですよ。肺の方もずいぶん小さくなって」と明かしました。

そして「がんばってやってきますから。(がんと)共存しながら」と語った山川さん。今後の歌手活動については「お薬のせいで動悸(どうき)息切れはあるらしいんです。それは僕も少し感じています。だから、ちょっとお休みしながら歌を歌ってみたいな感じです」と話すと、病気に対して「戦うぞ、負けないぞっていう気持ちです」と力強く語りました。