気象予報士の松浦悠真、台風20号候補に警鐘「一連の低気圧として影響が大きい可能性」

「マニアック天気」チャンネルを運営する気象予報士の松浦悠真氏が、最新の台風20号候補についてYouTubeの動画で解説した。動画のタイトルは「【台風20号候補】No.3 熱低発生へ 発達して北上の可能性 気象予報士解説」というもので、松浦氏は、現在南海上にある低圧部が熱帯低気圧に発達し、台風20号候補として北上しつつある現状について詳しく説明している。

その解説によれば、「台風としては構造を保ちやすい、発達をしやすい状況が続いていく」とのことで、日本を含む複数のモデルがこの予測を支持しているという。さらに、台風20号候補は10月の終わりに日本へ大きな影響をもたらす可能性があることも指摘され、「一連の低気圧として影響がかなり大きく出る可能性がある」との見解を示した。

松浦氏は上空の構造に基づき「温帯低気圧化するタイミングでは、強風域が広がるので、風の強いエリアは広範囲に及ぶ可能性がある」と述べ、進路のバリエーションについても国内外のモデルを比較しながら解説を行った。特に南西諸島への影響を心配し、「雨雲は前線の影響も加わってかかる」との見通しを伝えた。

動画の最後で松浦氏は、「まだ先の予想にはなりますので、日々変わっていく予報を順に追っていければ」と呼びかけ、新たな情報提供の予定について説明している。引き続き、同チャンネルではより詳しい台風情報が発信される予定だという。