3連勝で日本シリーズ進出に王手をかけ、レフトスタンドの声援に応える三浦監督(中央)=撮影・伊藤笙子

写真拡大

 「JERA CSセ・ファイナルS・第3戦、巨人1−2DeNA」(18日、東京ドーム)

 DeNAがポストシーズン破竹の5連勝で、ついに下克上へ王手だ。

 短期決戦で冴え渡る三浦采配が、この日もハマった。先発・吉野を三回で代え、四回から継投。佐々木、中川颯らが無失点と躍動すると、七回からは山崎が託されたイニングまたぎを魂の22球でねじ伏せた。九回は森原がピシャリと抑えた。

 三浦監督は「先制されましたが、よく頑張った」と振り返り、三回1死満塁のピンチで攻守をみせた牧も称賛。横っ跳びで二ゴロ併殺にし、「スーパープレーですよ。ベンチも盛り上がったし、最高のプレーをしました。牧が作った流れをオースティンが一発で追いついてくれて最高の状態にしてくれた」とうなずいた。

 岡本和には一発を打たれたが、ピンチでは2つの申告敬遠と勝負にも徹した。指揮官は「いやもう、選手、ベンチが腹くくって勝つという各自の仕事をよくやってくれた。今から明日に向けて準備したい」と、次戦へ目を向けた。