ドラマ「Doctor−X」制作発表記者会見での西田敏行さん(前列右=2019年)

写真拡大

 テレビ朝日系の人気ドラマシリーズ「ドクターX」の公式「X」が18日に更新され、昨日に逝去が報じられた俳優の西田敏行さんを追悼した。

 西田さんは同シリーズに10年以上出演。訃報の9日前の8日、都内で行われた映画「劇場版ドクターX FINAL」(12月6日公開)のイベントにも出席し、元気な姿を見せていた。

 ドクターXの公式アカウントは「唯一無二のひと」と題しスタッフ・キャスト一同からのメッセージを投稿した。「東帝大学病院長・蛭間重勝役の西田敏行さんが逝去されました。突然の訃報に、キャスト・スタッフ一同、驚きと深い悲しみにくれています」。

 続けて「東帝大学病院の校歌『唯一無二』を声高々に歌う蛭間院長 目を閉じるとその雄姿がまるで昨日のことのように思い出されます。大門未知子を目の敵とし、欲と野望の塊の腹黒い男…しかし、同時に愛嬌のあって憎めないキャラクター、そんな蛭間重勝を完璧に演じきった西田敏行さんの存在そのものが『唯一無二』の俳優だったと思います」と役柄に触れながら西田さんを称えた。

 また、「映画は作っただけでは完成ではない。お客さんに見て貰って初めて映画が完成するんだよ」との西田さんの言葉を紹介すると「私たちは、その西田さんの言葉を胸に、この映画をお客さんにしっかり届けよう、という決意を新たにしています」とコメント。「西田さんへの深い感謝とともに心よりお悔やみ申し上げます」とづつった。