メッツ戦、初回の打席で先頭打者本塁打を放ったドジャースの大谷翔平【写真:ロイター】

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ドジャースが10-2で大勝、WS進出へ王手

 米大リーグ、ドジャースの大谷翔平投手は17日(日本時間18日)、敵地ニューヨークで行われたメッツとのリーグ優勝決定シリーズ第4戦に「1番・DH」で先発し、初回の打席で先頭打者本塁打を放った。試合は勢いに乗ったドジャースが10-2で大勝。3勝1敗としてワールドシリーズ進出に王手をかけた。試合後メッツのカルロス・メンドーサ監督は大谷の先頭弾について「印象的だった」と口にしている。

 大谷が初回、メッツ先発キンタナの2球目シンカーをとらえると、打球は右翼へ向かって一直線。ブルペン付近に打球速度117.8マイル(約189.6キロ)、飛距離422フィート(約128.6メートル)が突き刺さった。打席に立つ前から続いていたブーイングは、先制のホームを踏むとさらに大きくなった。

 メッツの地元局「スポーツネット・ニューヨーク」公式Xは、試合後のメンドーサ監督の会見の模様を公開。この中で「オオタニがこの試合の2球目をホームランにしたことがこの試合の雰囲気を決定づけたと思いますか?」という質問に対して「そうとも言える」と答えた。

 続けて「だが、ソロホームランだけで我々に勝てたわけではない。確かに印象的だったが、オオタニだけではなく、その後ろの選手たちにも気を付ける必要がある。第1打席で、あのように打ったら感覚は良いだろう。だが我々はあれだけで負けたわけではないと分かっている。ただ止められなかっただけだ」と表情崩さず続けた。

 メッツは大谷にその後3つの四球を与え、2番を打つベッツに4回に適時二塁打、6回には2ラン本塁打を許した。

(THE ANSWER編集部)