米、ガザ戦闘終結への取り組み強化へ シンワル氏死亡で=国務長官

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[ワシントン 17日 ロイター] - ブリンケン米国務長官は17日、イスラム組織ハマスのシンワル最高指導者の死亡を受け、米国はパレスチナ地区ガザでの戦闘終結に向けた取り組みを強化させると言明した。

イスラエルのカッツ外相は同日、シンワル氏がガザで「イスラエル軍によって殺害された」と発表した。

ブリンケン長官は声明で「シンワル氏は過去数カ月にわたり、人質帰還などを巡る合意を通じ戦争を終結させようとする米国とそのパートナーの努力を何度も拒否してきた」と述べた。

米国務省のミラー報道官は「シンワル氏が拒否していたため、ガザでの戦闘終結に向けた交渉は過去数週間行われていなかった」とし、シンワル氏の死によって米国はガザでの戦闘を終わらせる好機を見出したため、停戦と人質解放に向けた提案を推進するという考えを示した。