【ワシントン時事】バイデン米大統領は17日、イスラム組織ハマスの最高指導者シンワル氏が殺害されたことを受け「戦争を終わらせ、人質を取り戻す時だ」と述べ、パレスチナ自治区ガザでの停戦実現に再び取り組む考えを示した。

 訪問先のドイツの空港に到着後、記者団に語った。

 バイデン氏はこれに先立ち声明を出し、「イスラエル、米国、そして世界にとって良い日だ」とシンワル氏殺害を評価。同氏は「イスラエル人やパレスチナ人、米国人など30を超える国々の多くの市民の死に責任を負う」と指摘した上で、「テロリストが正義から逃れることはできない」と強調した。