中国外務省HPより

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マレーシアと中国は16日、領有権を争う南シナ海の問題について、2国間で話し合う初めての会合を開きました。

中国外務省によりますと、マレーシア北部ランカウイ島で開かれた会合には、マレーシアの国家安全保障議会の事務局長や中国の外務次官らが出席しました。

会合で両国は、領有権を争う南シナ海について意見交換し、海洋問題に関する実務協力を推進することで「共通の認識に達した」ということです。

今年6月にマレーシアのアンワル首相と中国の李強首相が会談し、できるだけ早く2国間対話を始めることで合意していました。

マレーシアはこれまで、南シナ海の問題についてはASEAN=東南アジア諸国連合を通じて解決するという立場でしたが、2国間での対話に方針転換したことで、ほかのASEAN加盟国に影響を与える可能性もあります。