10年前に封印された茶缶を開ける台南市・家斉高校と広島県立神辺旭高校の関係者(家斉高提供)

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(台南中央社)南部・台南市の国立家斉高校に16日、姉妹校の広島県立神辺旭高校の2年生と教師計164人が訪問した。茶葉を入れた缶を願いを込めて封印する儀式「封茶」を行い、両校の再会を誓った。

両校は2013年に姉妹校提携を締結。翌14年、家斉高の90周年記念行事の際にも両校で封茶を行った。100周年を迎えた今年、10年前の茶を開封して両校の校長らが香りを楽しんだ他、新たに封茶を行い、10年後に再度双方で開封する約束をした。

家斉高によれば、両校の対面交流は新型コロナウイルスの影響で中断しており、5年ぶり。歓迎式には家斉高の全校生徒や教師に加え、同市の黄偉哲(こういてつ)市長も出席し、神辺旭高の生徒らを迎えた。式では生徒によるパフォーマンスの披露や生徒同士の交流が行われた。

(張栄祥/編集:田中宏樹)