マンチェスター・ユナイテッドは、かつて黄金期をもたらしたサー・アレックス・ファーガソン氏とのアンバサダー契約を今季限りで終了するようだ。英『スカイスポーツ』や『ザ・サン』が伝えた。

 ファーガソン氏は1986年にマンチェスター・Uの指揮官に就任。以後26年間指揮を執り、リーグタイトルを13度獲得するなど、クラブに数々のタイトルをもたらし、12-13シーズン限りで引退した。退任後も長年アンバサダーを務め、クラブと関わってきた。

 しかし、マンチェスター・Uの共同オーナーである化学会社INEOSの会長兼CEOのジム・ラトクリフ氏は、長年の赤字に対処するため、全面的なコスト削減を継続的に実施。ファーガソン氏は年俸200万ポンド(約3億9000万円)でアンバサダーを務めていたが、ラトクリフ氏が直接話をして、今季限りでのアンバサダー契約を終了することになったという。

 なお、この決定は友好的なものと理解されており、名将は今後もオールドトラフォードでいつでも歓迎されるようだ。