オーストラリア戦でシャドーの一角を担った久保。写真:金子拓弥(サッカーダイジェスト写真部)

写真拡大

 2024年10月15日、北中米ワールドカップのアジア最終予選で日本代表がオーストラリア代表と対戦(結果は1-1)。先のサウジアラビア戦と同じく3-4-2-1システムで、今回シャドーの一角を担ったのが久保建英だった。

 独特のリズムで仕掛けると、5分には至近距離からシュート。これはゴールにならなかったが、アグレッシブな姿勢を立ち上がりから見せた。仕掛けの局面で小さなミスはあったものの、例えば19分にはこねるフェイントから股抜きクロスと見せ場を作っている。

 なかでも素晴らしかったのは22分の神トラップ。後方からのフィードをいとも簡単に足もとに収める技術はさすがのひと言だった。

 
 36分に堂安律との見事なコンビネーションで相手を翻弄し、57分には左足のクロスから決定機を演出。しかし、70分に交代するまでゴールに絡めなかった。

 悪くはなかったが、どこか決め手を欠いた。ドリブルで引っかかる場面があり、ラストパスの精度を欠くなど、オーストラリア戦の久保は不完全燃焼だった。きっと本人も満足していないはずだ。

構成●サッカーダイジェストTV編集部

【記事】「え?嘘だろ?」サウジのスタジアムで目にした驚きの光景。日本代表のゴールが決まると…【現地発】