「最高のプレーはできなかったが…」あと”8勝”で悲願成就の大谷翔平 専門サイトも期待の声「それこそがドジャースに来た理由だ」

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目標への道のりを突き進む大谷。移籍1年目でワールドシリーズ制覇なるか(C)Getty Images

 10月の戦いでも、スポットライトは「日本人スター」に向けられている。

 ドジャースの大谷翔平は最終第5戦までもつれたパドレスとの地区シリーズにおいて、初戦で3ランホームランを放つなど印象的な活躍をみせ、リーグ優勝シリーズ進出に貢献した。念願のポストシーズン、相手バッテリーのマークも厳しく本塁打は1本のみとなっているものの、大舞台でも存在感を放っている。

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 チーム加入1年目は打者に専念し、シーズンを通してドジャースを引っ張った大谷。接戦となった地区シリーズでも難敵パドレスを退け、チームとともに掲げる「世界一」という目標にまた一歩、近づいた。

 ドジャースの2024年ポストシーズンはまだ5試合を終えたばかりであり、より重圧のかかる戦いが続くことは言うまでもない。その中で、引き続きチームの中心となる背番号17に対し、現地メディアからさらに大きな期待が寄せられている。

 専門サイト『Dodgers Nation』では、パドレスとの最終戦に勝利し、地区シリーズを制したことを受け、「ドジャースのベストプレーヤーであり、おそらくはメジャーリーグのベストプレーヤーであるショウヘイ・オオタニは、自身初となるレギュラーシーズン優勝を果たし、チームを2020年以来となるワールドシリーズ進出に導くチャンスを手にしている」と綴っている。

 また、大谷のここまでの5試合の成績について、「自身初のポストシーズン出場で最高のプレーはできなかったが、まずまずの成績を残した。5試合で打率.200、出塁率.273、長打率.350、OPS.623という数字で、20打席で4本のヒット、1本塁打、4打点、3得点だった」と振り返った。

 さらに、「それこそがオオタニがドジャースに来た理由だ」と論じながら、「彼はNL西地区優勝やシリーズ1勝を目指してドジャースに来たのではなく、ワールドシリーズのタイトルを勝ち取るために来たのだ」と説明。加えて、「現在、彼らは2020年以来のタイトルまであと8勝のところまで来ている」と続けた。

 同メディアは、「レギュラーシーズンでの98勝も素晴らしいが、10月の(世界一までの)11勝はその何倍も価値がある。ワールドシリーズに進むには、オオタニとチーム全体が大いに活躍しなければならない」として、さらなる奮起を促している。

 ドジャース加入当初より公言してきた、プレーオフ進出に大きく貢献した大谷。残りの試合でもチームに勝利をもたらすべく全力を尽くし、世界一という頂を目指す。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]