サウジアラビア戦で攻守に躍動した守田。写真:梅月智史(サッカーダイジェスト写真部)

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 日本代表は現地10月10日、北中米ワールドカップ・アジア最終予選の第3節で、サウジアラビアと敵地ジッダで対戦。2−0で快勝を収めた。

 この試合で攻守に圧巻のパフォーマンスを見せたのが、ダブルボランチの一角でフル出場した守田英正(スポルティング)だ。ゴール前に顔を出して、鎌田大地の先制点をヘッドでアシストすれば、自陣ではピンチの芽を摘む守備を披露。的確な配給も際立っていた。

 ただ、アジアサッカー連盟が選出するプレーヤー・オブ・ザ・マッチ(POM)は先制ゴールの鎌田で、2ゴールを挙げたバーレーン戦(上田綺世が獲得)に続いて、守田は受賞を逃した。

 それでも、ファン投票で決まる日本サッカー協会のPOMに輝いている。
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 10月13日の練習後の取材でこの点を問われた守田は、「ファンの目が肥えてきたんじゃないかと(笑)」と話し、記者陣を笑わせた。

 そして、「今まであまり数字に貢献できてなかったですけど、そういったところも2試合連続で立て続けに貢献できていますし、じゃなくても、ボランチとしてしっかりできていると自分で思える部分もある。調子はいいですね」と言葉を続けた。

 いまや日本に不可欠な存在となっている29歳のMFは、15日のオーストラリア戦でも、躍動できるか。

取材・文●江國森(サッカーダイジェストWeb編集部)